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【日本史9】明治史備忘録25(大井憲太郎・大阪事件・アジア主義・玄洋社・頭山満・脱亜論)

明治時代の学習を深めていきます。

①1886年(明治19年)にドイツから購入した最新の北洋艦隊の軍艦が整備するために長崎へ寄港した。

清の水兵による市民への暴行事件が発生して清は賠償に応じた。日本国内で清に対する反感が高まった。

②自由党のなかで急進的で政府との武力衝突を考えていた大井憲太郎は朝鮮の開化派へのサポートを通じて日本と清を衝突させて日本政府を打倒するという計画を打ち立てた。

③1885年(明治18年)に大井たちが朝鮮渡航する前に発覚して主要な関係者が大阪で逮捕された。これが大阪事件である。

④朝鮮の開化派のサポートなどアジア諸国と連帯することで西洋諸国に対抗する方針がアジア主義である。

⑤国家主義団体の玄洋社を創設した頭山満(右翼の祖)が有名である。金玉均や清の革命家やインド独立運動の関係者をサポートした。

⑥改革を拒む保守勢力や清や朝鮮政府を批判する考えもあった。福沢は開化派が壊滅したことでアジア諸国民に対して日本のように先進国の欧米諸国をモデルとする改革の必要性を訴えた。

これが脱亜論である。

⑦日本政府は不平等条約の改正を進めるためにアジア諸国の連帯より西洋諸国と同調する方針となっていった。

■参考文献 『1冊でわかる明治時代』 大石学 河出書房新社

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