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歴史分野の難しさについて

主に世界史では、ギリシャ、スペイン、アメリカ、ドイツ、トルコ、中国、ロシア、韓国、北欧、フランス、イギリス、イタリア、ブラジル、インド、東欧、タイ、オーストリア、オランダ、エジプト、カナダ、スイス、ベトナムなどを学習してきた。

そしてどれも容易ではなかった。どれも難しかった。そもそもすべての国や地域は独自に発展してきたわけではない。

エスノセントリズム的な勉強方法では学習機能が停滞してしまう。

前提の素養がなければその分野の情報だけ仕入れても理解は困難である。ゆえにフローチャート通り学習すれば終わりというわけではない。難しさも一様ではなくベーシックだが難しい、マニアックで難しいタイプに分かれる。

前者は中学高校水準の世界史で登場はするが、根幹までは
掴めていないために難しさを感じるケースだった。

特にアメリカやスペインや中国やドイツやロシアやフランスやイギリスやイタリアであろう。中国史やイギリス史やフランス史といったオーソドックスなものも丁寧に勉強していくのは至難の業である。

五胡十六国時代、プランタジネット朝、カペー朝やヴァロワ朝など確かに教科書には載っているが構造的な把握が乏しい部分がどうしても存在する。

近現代スペインや近現代イタリアや現代冷戦諸国の動きをうまく説明するのはきわめて難しい。

後者は中学高校水準の世界史でカバーできないため
概要と根幹理解を同時にする必要がでてくる。

特にブラジルや北欧や東欧やカナダやスイスなどであろう。

ブラジルはアメリカ合衆国や他のラテンアメリカ諸国と類似している部分はあってもベーシックなところから学習する必要がある。ポルトガル王朝は当然の事だがフランスやアメリカの影響も根強い。

北欧や東欧は部分的には中学高校水準の世界史に登場するが、全体的にマニアックな内容になっており難易度がきわめて高かった。

カナダやスイスに関しては英仏文化と独仏文化の大きな違いと同時に
移民文化的背景も掴まなくてはならなかった。

要は歴史を理解するというのは1冊本を読めばわかるわけではなく1作品映画を見ればわかるわけではなく1動画解説を見ればわかるわけではなく文化人の解説を聞けばわかるわけではないという事だ。

たえず融解をし続けて固定的価値観に染まらず少しでも素養を高める努力をする。それが歴史の勉強というものであると考えます。

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