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【歴史23】イラン史備忘録13(パルティア王国滅亡・ササン朝ペルシア・アンダシール1世・ゾロアスター国教・ハトラ攻略)

イラン史の学習内容を深めていきます。

①ファールス地方にいたササン家が勢力を強めた。ササン家はファールス地方の有力者でゾロアスター教の聖職者だったと云われている。

②224年にササン家のアンダシールはアンダシール1世として即位した。イスファハーン北方のホルミズダガーンでアルタヴァーヌス5世を打破した。ヴォロゲセース6世は王から追放された。

③226年にはパルティアの都クテシフォンに入ってパルティアは滅亡した。

ササン朝ペルシアが成立した。

④アンダシール1世はアルメニアを支配した。

230年にメソポタミアを併合した。シリアやアナトリア半島の東南部、カッパドキアに進出した。

⑤アンダシール1世はアケメネス朝ペルシアを参考にした。

パルティア王国にはなかったペルシア語を復活させ正統性を誇示した。

アンダシールはアルタクセルクセスと同じ意味であり継承の証であった。

⑥ササン朝ペルシアは建国後にアケメネス朝の国教だったゾロアスター教をササン朝の国教とした。こうしてイラン人はササン朝ペルシアがイラン人の国家だと意識するようになった。

⑦北西部のアルメニアとジョージア地方の部族がローマ帝国にサポートを養成した。アンダシール1世は打破してユーフラテス川まで支配した。240年ごろにローマ帝国の支配下だった

都市ハトラを攻めた。アンダシールは亡くなったが継承者のシャープール1世がハトラを攻略した。

■参考文献 『1冊でわかるイラン史』関 眞興 河出書房新社

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