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【日本史9】明治史備忘録18(木戸孝允・大久保利通・中江兆民・地方三新法・維新の三傑終焉)

明治時代の学習を深めていきます。

①1877年(明治10年)5月に新政府内の長州リーダーだった木戸孝允は病で倒れ43歳で急死した。

②1878年(明治11年)5月に内務卿の大久保利通は不平士族たちに襲撃されて47歳で亡くなった。

大久保は一揆鎮圧、俸禄支給廃止といった強権政策を行ったので不平士族や民衆の敵となっていた。

③大久保は国家事業に私財を投じており土佐の中江兆民の留学サポートも行っている。中江はフランスのルソーの『民約論』を翻訳した自由民権運動のリーダーである。

④1878年(明治11年)7月に公布された府県会規則は国民の政治参加の場として公選された議員による地方議会である府県会を設置する法律である。府県会議員の選挙権は地租を年間5円以上に被選挙権は地租10円以上を納めた人に与えられた。

⑤府県会規則は町村自治を認めた郡区町村編制法、地方税の細目を定めた地方税規則とともに地方三新法と呼ばれた。

⑥西郷、木戸、大久保といった維新の三傑は相次ぎいなくなった。

この後は公家の岩倉具視、長州の伊藤博文、井上馨、山県有朋、薩摩の黒田清隆、松方正義、肥前の大隈重信らが新政府を主導していった。

■参考文献 『1冊でわかる明治時代』 大石学 河出書房新社

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