鎌倉時代の学習を深めていきます。
本日の学習は、
①鎌倉時代は初代将軍の源頼朝が鎌倉幕府を開いて
武家政権が成立した時代であり約140年続いた。
②その後御家人により権力闘争が勃発しその過程で頼朝の子孫は断絶する。そして執権の北条氏が絶大な権力を握るようになる。幕府は朝廷と戦い朝廷を倒すも御家人の内紛によって御家人の力は失われていく。
③鎌倉時代の日本は中国を中心とする東アジア世界と大きく関わりを持っていた。平氏政権時代には中国の南部を支配していた南宋と貿易を行っていた。それを鎌倉幕府は継承しており南宋から多くの僧侶が交易や仏教振興をした。
④その後モンゴルは中国から東欧までを支配した。西方地域を制圧したモンゴル帝国(元)の皇帝フビライハンは南宋を滅亡させた。高麗は元の属国となり日本を次の標的にしていた。
⑤この時期のヨーロッパではカトリックが衰退し、十字軍が失敗し、教皇権は失墜し教皇がフランス国王フィリップ4世に捕らわれるアナーニ事件などが起こった。イギリスでは王を法によって縛るマグナ=カルタにより王の権力は制限されるようになった。
⑥ビザンツ帝国の支配が揺らぎ、ユーラシア大陸を中心にイスラーム勢力が台頭した。
インドやアフリカや東南アジアに進出するようになった。南北アメリカ大陸ではマヤ文明やアンデス文明など独自文明を築き、大航海時代までこの状況が続いた事などを学びました。
■参考文献 『1冊でわかる鎌倉時代』 大石学 河出書房新社