第1回荻原明門下生トランペット発表会について9(その他の出演)
来年1月13日(土)に第1回荻原門下生発表会を開催します。そして明日より発表会のエントリーが始まります!そのため、あたらめて発表会の詳細をこちらのブログに少しずつ掲載しておりました。今回はその9回目です。
なお、発表会の詳細はこちらの特設ページをご覧ください。
「発表会」と題していますが、これまで荻原にレッスンを受けたことがなくても参加できる企画です。トランペットや音楽が好きな人たちが一同に会する空間を作るのが理想です。
流れ作業にならない発表会を
よくある発表会はステージで演奏したら解散、お客さんも自分の身内と関係者だけで、出演者も客席も回転寿司みたいに流れ作業になるのがとても気になっていて、この発表会ではできるだけそうなって欲しくないのです。
自分の関係者以外の出演者にも興味を持ってもらうためには、その人のことを知ることが第一で、それを引き出してくれる存在としての司会者は絶対に必要だと考え、こちらの方にお願いしました。
司会進行:野村たかし
テレビやドラマで役者さんとして活躍されている野村さんは、音大のホルン科出身です。阿部寛さん主演の映画「異動辞令は音楽隊!」では吹奏楽団の中で実際にホルンを演奏されています。楽譜が読めて音楽を深く知っていて、演技ができるというのは本当にすごいことだと思います。
そして飲み仲間です。
出演される方は、ただステージに上がって演奏するのではなく、野村さんとご自身の話せる範囲で構いませんから、トランペットを始めたきっかけとか、今どんなところで演奏しているのかなど自由にお話ししてくれたら嬉しいです。
ゲスト演奏:蓼沼雅紀(サクソフォン)
蓼沼(たでぬま)先生は東京音楽大学の吹奏楽アカデミー専攻で同じ講師としてとても良くしてもらっています。指導者としてもプレーヤーとしても、人柄も素晴らしく、個人的には音色がとても好きです。
今回のステージでは、まだ具体的なところまでは決めていませんが、蓼沼先生のソロと、荻原とも一緒に演奏してもらおうと考えています。ぜひ蓼沼先生の美しい音色に耳を傾けていただきたいと強く願います。
音大生の部
僕が学生の時、師匠である津堅直弘先生に習っている各音大の学生50名ほどが一堂に会し、ソロを演奏する発表会がありました。しかし、ただの発表会ではなくそこには10名ほどのプロオーケストラ奏者をはじめとするトランペット奏者の先生方による審査があり、終演後に1位から順番に順位が公表されるという、なかなか緊張感のあるイベントでした。
1月中旬に毎年開催していて、その理由は音大は2月頃に実技試験が控えているんです。その試験にむけて事前に一度人前で演奏し、審査されて自分の得て不得手も再認識することが目的でもありました。
この発表会が自分にとってとても有意義なものとなっていたので、今、自分が音大の講師になって、学生にも同じ経験をしてもらいたいと思い、同じように試験前の1月に開催した、という経緯があります。
音大と言うと「楽器を演奏してプロ奏者を目指す音大生」の器楽専攻が真っ先にイメージされると思いますが、講師をしている吹奏楽アカデミー専攻は、それとは少し趣旨が違い、教員や吹奏楽指導者を目指す人が多く集まる専攻のため、トランペット以外のことでも大忙しな学生ではありますが、自分達の持っている精一杯の実力で実技試験に向けた発表会のステージに立ってもらいたいと思っています。
また、予定としては彼らによるトランペットアンサンブルも披露してもらいます(翌週あたりに大学の授業で同じ曲を発表するため)。
会場を楽しい雰囲気にするために皆さんの協力が必要です
最初にも書きましたが、トランペットや音楽が好きな人たちが集まってワイワイする発表会にしたいのです。それを実現するには司会者さんだけがいくら頑張っても成立しません。出演者の方はご自身の演奏以外の時間はできる限り客席で他の方の演奏を聴いていただきたいし、お客さまも身内や関係者だけでなく、たくさんの方の演奏に耳を傾け、そして大きな拍手をお送りください。
また、発表会はどうしても閉鎖的で堅苦しい空間になりがちですが、普通のコンサートのように一般の方もぜひぜひ会場に足を運んでください。
ということで、今回は司会者の野村さんやゲストの蓼沼さんのご紹介をいたしました。
発表会に関しての詳細、すべての情報は特設ページをご覧ください。
発表会に関するご質問等は専用のフォームよりお送りください。
荻原明(おぎわらあきら)
荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。