東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻 羽田空港演奏会レポート
3月3日(日)に東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻としては初めての学外での依頼公演を羽田空港第2ターミナル 5Fにあります展望スペース「FLIGHT DECK TOKYO」にて開催いたしました。
羽田空港は、きっと多くの方がそうであるように僕も飛行機に乗ること以外で行ったことがなく、5Fにこんな素敵な空間があることも知りませんでした。
当日の展望デッキからは、スカイツリーや海の向こうの多分千葉の幕張から稲毛あたりまで全部見えるほどの快晴で恵まれ、ここ、何時間でもボーっとしていられる、そんな場所でした。
本番は13時と15時の2回公演で、どちらも大変多くのお客様にご来場いただき、とても暖かな拍手やアンコールもリクエストいただき、予定していなかったのでプログラム最後の米米CLUB「浪漫飛行」を2回演奏させていただきました。
つい先日、日本橋三越でパイプオルガンコンサートに参加させていただきまして、その時にも思ったのですが、最近コンサートホール以外の商業施設などで開催している演奏に対してのお客さまのお聴きいただくマナーがとても素晴らしく、演奏する側としてはこんなに嬉しいことはありません。
学生も、このような素晴らしい環境でたくさんの方に演奏を聴いていただき、終始楽しそうでした。特に4年生はこの公演が最後の吹奏楽アカデミーみんなで演奏するステージ。本来であれば秋にある学内での修了演奏会が最後だったので、今回は良い経験ができたと思います。
特にこの学年はコロナ騒動真っ最中に入学し、半年間は大学に入ることもできず、すべての授業をリモートで行うという非常に過酷な状況でスタートしました。
でも、その影響もあってか、大学の授業に対する取り組みが素晴らしく、何に対しても意欲的で、演奏面でも大変心強い存在になりました。
羽田の演奏会の後は4年生と先生方で打ち上げ(4年生を送る会)もでき、楽しい1日でした。
こうした学外のコンサートは特にそうですが、いつもお力添えいただいている教授陣の先生方や吹奏楽アカデミー専攻以外の大学の職員の皆様、羽田空港の関係者の皆様のご協力があってこそです。ありがとうございました。そして、そうした皆様に感謝できる学生たちであって欲しいと常に思います。
荻原明(おぎわらあきら)
荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。