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小谷康夫先生のポップス講座(東京音大吹奏楽アカデミー専攻)
東京音楽大学 吹奏楽アカデミー専攻のメインの授業のひとつ「バンドディレクション」では、吹奏楽や音楽に関わる様々な学びを得ることができます。
先日は、大阪交響楽団の首席ティンパニ奏者で、近畿大学附属高等学校の指導など多方面で大活躍されている小谷康夫先生にお越しいただき、吹奏楽ポップスの演奏方法や指導方法について実践的な合奏形式で学びました。
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ご存知の方も多いと思いますが小谷先生がご指導なさっている近畿大学附属高校吹奏楽部はシンフォニックジャズ&ポップスコンテストで素晴らしい演奏を沢山されています。YouTubeにもたくさん演奏動画がありますのでご覧ください。ホント素晴らしいです。
今回の授業では吹奏楽アカデミー専攻客員教授の星出尚志先生が作曲された「ファンキー・ヘンズ」と「ブルー・ムーン」を教材に、教員も演奏に参加しました(吹奏楽アカデミーは基本的に教員も学生と一緒に演奏します)。
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僕は今回小谷先生と初めてお会いしましたが、パワフルで情熱的な指導が印象的でした。と言うよりも我々がポップスをやるにはめっちゃテンション低く、ユルユルなリズムで演奏していたから情熱的にならざるを得なかったのだと思いますが。ちょっと合奏するにはテンション低いんですよね、いつも。合奏していない時は元気なんですけどね。
僕自身、いわゆるクラシック的な演奏をずっとしてきたので、ポップスはどうしても触れる機会が少なく、ずっと疑問に感じていたこと、例えばポップス特有のノリだとかグルーヴ感とか、そうした点が小谷先生の一言一言でたくさん解決しました。学生より僕のほうが勉強になった感じがします。
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ポップスはとにかく立ち上がりと音の切るタイミングにシビアさと統一感が必要で(どんなジャンルでもそうなんですけど)、いかにいつもテキトーなテンポ感と誰かに寄りかかって演奏していたことがいつも以上に露呈しました。
僕も小谷先生に刺激を受け、どんどんバキバキに吹いてしまいまして、学生時代の汐澤安彦先生のAブラス(吹奏楽授業)を思い出しました。
吹奏楽アカデミー専攻は、指導者としても演奏者としてもどんなジャンルでも理解し、指導できる人材を育てることが目的のひとつなので、吹奏楽のオリジナル作品だけでなく、授業でポップスも真剣にきちんと学びます。今年度の春学期(前期)の修了演奏会でも星出先生編曲のニューサウンズを演奏します。今回の小谷先生のご指導は合奏授業にも良い影響が出ることを期待しています。
バンドディレクションの授業では外部から様々な方をお呼びしてお話をしていただいたり、実際に演奏するなど充実した内容で毎週楽しみです。
小谷先生、ありがとうございました!
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荻原明(おぎわらあきら)
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