司会者さんと楽しくお話ししましょう(荻原明門下生発表会への取り組み)
来年1月13日(土)に開催いたします荻原門下生トランペット発表会。
以前より開催したい気持ちは高かったのですが、なかなか現実にするのが難しく、今回初めての開催になります。
開催するにあたり、これまでさまざまな音楽発表会を経験してきた上で感じた、同じ音楽仲間なのに交流が少ないことや、回転寿司みたいにどんどんステージに上がっては演奏して解散のような流れ作業的なところがどうしても気になっていて、人と人とがつながり合い、この会場にいる皆さんの交流が深まることのできる場にならないかを考えています。
そのためのいくつかの考えをこのブログにひとつずつ書いていまして、先日は付箋メッセージの提案をしました。
今回の提案は「司会者さんとのお話」です。
吹奏楽コンクールのような影アナ(舞台袖からマイクで声だけ届ける人)が出演者や曲名を伝えるのも格式高いように感じて悪くないのですが、どうしてもステージにいる人と客席とが隔離されてしまう印象があり、個人的に発表会にはふさわしくないように感じています。
そこで、思い出したのが、NHKの「のど自慢」。司会者が出演者とお話をすることで、その人がどんな人か見えてくると、歌っている姿の見方が変わりますし、「きちんと聴かなければならない」が過剰に反応して堅苦しくなることも減ります。
いや、だからと言って番組みたいに手拍子とか左右に体揺らして欲しいわけではありませんけどね。そこはお静かに願います。
司会者は楽器も吹ける俳優、野村たかしさん
そして司会者さんですが、以前より大変お世話になっている俳優の野村たかしさんにお願いしております。
ここで野村さんのプロフィールを。
阿部寛さん主演の「移動辞令は音楽隊!」では、実際に吹奏楽団の中でホルンも演奏されています。
俳優さんてクラシック音楽に朗読を入れる際などに出演されることがありますが、プロフィールにはありませんが野村さんもそうしたお仕事もされていて、例えばストラヴィンスキー作曲「兵士の物語」といった難解な楽譜の中でタイミングを合わせて演技したりセリフを言うのは、まさに音楽と演技の技術を持っている野村さんに適任です。
音楽を深く理解している方が司会者というのは、今まさにこれから演奏する出演者の心理も理解できると思いますから、僕としても大変心強いです。
プロフィールにあるように野村さんは出身も大学も関西で、西の方のノリと言いますか、親近感のある喋り口調にきっと会場が和やかになることでしょう。とっても楽しい方です、期待していてください。
みんなでお話をします
そして野村さんだけでなく、荻原も可能な限りお話に加われればと思っています。また、出演者同士がすでにお知り合いである方が多いので、場合によってはその方も巻き込んでお話できればと考えています。
とは言え、与えられた時間はソロではお一人10分。その中で準備と演奏、入退場もありますので、お話できる時間は2分前後だと思います。話が長いと奏者の緊張感が薄れてしまいますし、聴いている方も集中力が途切れてしまうのでほどほどにしたいとは思います。
ということで、詳細はこれから考えていきますが、とにかく和やかに、楽しく、競う場ではありませんから、みんながみんなと仲良くなれるイベントにしたいと思っています。
皆様からも「こんなことすると楽しいよ」というのがありましたらぜひ教えてください。こちらのフォームにお願いいたします。
荻原明(おぎわらあきら)
荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。