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電車に極力乗りたくない人間なので、可能な限り徒歩で移動しています。
幸い、東京音大の池袋キャンパスや音楽教室は徒歩30分前後なのでテクテク歩いて向かいます。中目黒キャンパスは2時間40分かかるようなので無理。あ、でも中目黒駅じゃなくて恵比寿駅で降りて15分くらいは歩いてます。

そんな感じで歩くことが多い毎日ですが、最近足場を組んでいる建物がとても多いように感じます。外壁修理なのか耐震なのか。解体しているところもあります。音楽教室の隣にある巨大なビルも、それをスッポリ包むように最近まで足場を組んでいました。
あの足場、地面を接触しているところを多分皆さんも見たことがあると思いますが、なんであんな脆弱な作りで崩れないんですかね?地面が斜めのところにも平気で突き立てて、素人目で見たらズルっとずれてもおかしくないように感じます。だって地面に接しているところ、変な小さくて黄色い台に足場のパイプが乗ってるだけですよ。なのに上を見上げたら20階くらいのビルだったりするわけです。

絶対おかしい。どうやって支えてるんだ。

階数が高くなればそれだけ地面へ強く負荷がかかっているし、その足場に人が乗って作業するわけでしょ。
普通建築物って高ければ高いほど地上から深く掘ったところに屈強な柱を何本も差し込んで支えているのに、足場はそれをしなくても大丈夫な理論がまったくわからない。

しかも案の定台風や強風で足場がグニャっと曲がって落下しているニュースを何度も見たことあるし、何より怖いのはそんな足場パーツを人が大勢通る歩道の真上で組み立てているところ。

多分こんなに怖い怖いと感じるようになったのは、以前クレーンで何十本ものパイプを何十メートルも釣り上げるからと一時的に歩行者通行止めにして待たされたことがあり、地上で数十本のパイプを釣り上げるために結ぶ作業をしているオジサンが1人だけで、いざクレーンで釣り上げたらいろんなところにひっかかっていて、パイプがグラグラしながらどんどん高いところへ持ち上げられていく様子を真下から見ていしたら恐怖で背筋がブルっとなりまして、それからと言うもの足場がある道を通る時に緊張するようになってしまいました。

完成した足場からもペンチのひとつでも落っこってくるんじゃないかとか、組み立てたパイプの接続が弛んできてパーツが落ちてきたり、地面に接触している部分に自転車がぶつかって足場がずれて全体がグラリとしたらどうなるんだろうとか、怖いことばっかり考えてしまいます。

全部の現場を疑うわけではないけれど、ヒューマンエラーが怖いです。ガクガク。


荻原明(おぎわらあきら)



なぜバランス取れるのか
通る時怖くてしかたがない

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荻原明(おぎわらあきら):トランペット
荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。