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どんなふうに生きたいか
「生命尊重」を扱ったこんな道徳授業が多いように思います。
①障がい持っている人が懸命に生きている資料
②病気と闘っている人を紹介する資料
③わずかな時間しか生きられなかった人を紹介する資料
これらの資料を使い授業を進めていき,終末部分でこのような発問で終わる場合が多いようです。
「あなたは,これからどんなふうに過ごしていきたいですか」
「あなたは,これからどんなふうに生きていきたいですか」
この発問をすれば,生徒の答えがおおよそ見えてきます。ほとんどの生徒がこのような意見を書くと思います。
「これからは,つらいことや苦しいことがあっても一生懸命に生きていきたいです」
「自分の命を大切にしていきたいです」
これでは,生徒の思考が深まったとは言えません。
自分の中にある命に関する価値観が揺さぶられたとは言えません。
道徳授業では,資料の選定を吟味し,生徒の思考を刺激する発問をすることを心がける必要があります。