1月11日…世代交代
ゆずりは(譲葉) Daphniphyllum macropodum
ユズリハ科/ユズリハ属/常緑高木/樹高10mほど/
開花5〜6月、結実10〜11月
太平洋側の温暖な地域の林内に生息する常緑高木である。その名は、春に若葉が芽吹いた後、前年の葉がそれに「譲る」ように散る姿に由来する。この特徴は、親が子を育て、家系を未来へと繋いでいく姿を象徴するとされ、日本文化において縁起物として親しまれている。正月飾りや庭木に用いられるのも、こうした生命の連続性を願う象徴的な意味を持つからである。
また、ゆずりはの葉や樹皮は古来、薬用としても利用されてきた。抗炎症作用があるとされ、民間療法では湿疹やかぶれを和らげるために使われることがあった。さらに、その美しい葉は艶やかで厚みがあり、庭園や生け花でも装飾的に用いられる。新葉が輝くように展開する様子は、自然の中でひときわ目を引く存在である。
ゆずりはの「世代交代」という花言葉は、これらの特徴から生まれたものであり、美しさだけでなく、代々続く生命や家族の絆を象徴する樹木として、特別な意味を持っていると言われている。
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