大人も子どもも楽しめる野の花ガイド絵本の決定版! 「野の花えほん」の紹介。
野の花を見分けるポイント、
名前の由来をわかりやすく紹介!
野原で、食卓で、季節を楽しむヒントも満載です。
「野の花えほん」春と夏の花
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▼ははこぐさ
(母子草)
キク科
越年草
背丈15〜30㎝
開花期 3〜5月
空き地や道ばたなど、日あたりのよい場所に生え、
小さな黄色い花を咲かせます。
平安時代ごろには、葉を草もちの原料として、使っていました。
風邪の症状をやわれげる成分がふくまれているといわれ、
薬としても使われます。
▼せいようたんぽぽ
(西洋蒲公英)
キク科
多年草
草丈10〜20㎝
開花 3〜9月
道端や空き地など、日なたでよく見られます。
明治時代、サラダ用の野菜として西洋から伝わりました。
もとから日本にあったたんぽぽよりも、ふえる力が強く、
今では、町中や住宅地などに多く見られます。
茎や根を折ると出てくるミルクのような液は、
栄養分がたっぷりふくまれています。
▼へびいちご
(蛇苺)
バラ科
多年草
背丈 10〜15㎝
開花期 4〜5月
田んぼやあぜや、道ばた、土手など、
やや湿った土のあるしげみを、
はうようにして育ちます。
かわいらしい赤い実にあまりふさわしくない名前ですが、
食べても毒はありません。
▼はるじおん
(春紫苑)
キク科
多年草
背丈 30〜60㎝
開花期 4〜6月
大正時代に、庭の花として
アメリカから日本に紹介されたものが、
しだいに野生化し、今では全国でみられます。
コンクリートの割れめや駐車場のフェンスのそばなど、
少しの土があればしっかりと根づく、
とてもじょううぶな草花です。
「はるじょおん」とよばれることもあります。
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「野の花えほん」秋と冬の花
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▼へくそかずた
(屁糞葛)
アカネ科
多年草
背丈 1〜2m
開花期 7〜9月
生け垣などにつるをからませ、
かわいらしい小さな花を咲かせます。
むかしから日本に自生し、万葉集にも登場します。
葉や茎をもむとくさいにおいがしますが、
このにおいで葉が虫に食べられるのを
ふせいでいる、ともいわれます。
▼くず
(葛)
マメ科
多年草
背丈 1〜2m
開花期 7〜9月
つるをのばし、空き地や土手などに生いしげります。
短い間に地面をおおう性質から、
日本のくずがアメリカに運ばれ、
荒れ地の緑化のために植えられたこともあります。
花は、ぶどうのような、甘いよい香りがします。
▼ようしゅやまごぼう
(洋種山牛蒡)
ヤマゴボウ科
多年草
背丈1〜1.5m
開花期6〜9月
道ばたや空き地に生えます。
小さな木に見えるほどの大きさになることもあります。
実をしぼると出る赤紫色の汁は、
布や毛糸などを染める染料にもなります。
北アメリカの原産で、明治時代のはじめに、
日本に伝わりました。
▼のはらあざみ
(野原薊)
キク科
多年草
背丈 40〜90㎝
開花期 8〜10月
名前のとおり、日あたりのよい野原などに生えます。
本州の中部地方より北に、多く見られます。
葉には、いたいとげがありますが、
花には、たくさんのみつがたくわえられ、
ちょうやはちが、絶えまなくおとずれます。
前田まゆみ 作
ブックデザイン:タカハシデザイン室
25×19cm/各48ページ
あすなろ書房
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「野の花えほん」春と夏の花
「野の花えほん」秋と冬の花
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