初恋
誕生花&花言葉:3月29日
かたくり(片栗 )
Erythronium japonicum
ユリ科
カタクリ属
多年草
草丈 15cmほど
開花 3~5月
早春に可憐な花を咲かせる。
陽のあたるときに開き、
くもった寒い日や雨の日は開花しにくい。
曇っていも温度が高めだと開花する。
初夏には葉が枯れ地上部は姿を消し、
枯れたあとは、次の年の3月頃まで球根のまま休眠。
1年のうちの10ヶ月の間は、地下深くに白く太い鱗茎をのばし、
花を咲かせる準備をする。
昔は鱗茎からかたくり粉をとったが、今は8割がじゃがいも、
2割がさつまいものでんぷんからつくられている。
古名を堅香子(カタガゴ)と言い、万葉集にも詠まれている。
もののふの、八十娘子(をとめ)らが、汲み乱ふ、
寺井(てらゐ)の上の、堅香子の花
大伴家持(おおとものやかもち)
沢山の少女たちが水を汲んでいるような姿で寺井の上に咲いている堅香子(かたかご)の花のなんて可憐なことだろう。