1月4日…神秘
ペパー・ホワイト Narcissus papyraceus
ヒガンバナ科/スイセン属/多年草/草丈15〜50cm/開花12〜3月
ペパー・ホワイトは、純白の花びらが繊細な美しさを放つスイセンの一種で、冬の庭を彩る。属名「Narcissus」は、ギリシャ神話に登場する美しい青年ナルキッソスに由来する。ナルキッソスは泉に映る自分の姿に恋し、その恋が実らぬまま命を落とした後、その場所にこの花が咲いたとされる。この神話にちなみ、ナルキッソスの花言葉「神秘」は、儚さや美しさへの憧れを象徴するものといえる。
ペパー・ホワイトという名前は、紙のように薄く白い花びらの質感に由来する。その中心にある副冠と呼ばれる杯状の部分がアクセントとなり、全体のデザインを引き締める。
また、この花は見た目の美しさだけでなく、古くから香りの良さでも知られる。甘く爽やかな香りは冬の冷たい空気の中でもひと際目立ち、花束やアロマオイルの原料としても重宝されてきた。一部の地域では薬用植物としても利用され、鎮静やリラックス効果が期待されるという伝承もある。
ペパー・ホワイトは、美しいだけでなく、神秘的な物語や多用途性を持つ魅力的な冬の花である。
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