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2月16日…いたわり

クリスマスローズ Helleborus niger

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キンボウゲ科/クリスマスローズ属/草丈15〜30cm/開花12月〜3月

クリスマスローズ(Helleborus niger)は、キンポウゲ科に属する多年草。ヨーロッパの地中海沿岸地域やアジアを原産とする。草丈は15~30cmほどで、冬から春にかけて花を咲かせる。その花は冬の寒さの中でも凛とした美しさを保ち、特にクリスマスの頃に見られることから「クリスマスローズ」と呼ばれるようになった。
冬咲きのヘレボラス・ニゲルと、春咲きのヘレボラス・オリエンタリスの二つのタイプがあり、それぞれに異なる魅力がある。花の色は白やピンク、紫などがあり、どの色も落ち着いた気品を感じさせる。

この花の花言葉「いたわり」は、厳しい寒さに耐えながらも静かに咲く姿に由来するとされる。雪の中でもひそやかに花を開き、見る者に穏やかな印象を与えることから、愛情や優しさを象徴する花ともいわれる。寒さに負けずに咲くことから、困難に立ち向かう力強さを示すとも考えられ、古くから人々に親しまれてきた。

クリスマスローズは、古くは薬用植物としても知られ、特に根や葉に含まれる成分が利用されることがあった。かつては神経系や消化器系に関わる症状の緩和に役立つと考えられていたが、強い毒性を持つため、慎重な取り扱いが求められる。
現代では薬草としての使用はほとんど見られなくなり、もっぱら観賞用として栽培されることが多い。
冬から春にかけて庭を彩る花として愛され、その落ち着いた美しさが人々の心を和ませる。


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