身体の柔軟性を軽視してはいけない
今日、久しぶりに整体院に行ったのだが、自分の身体が、予想を超えて酷いレベルで、ガチガチになっている事が判明し、しばらくそこに通う事になったので、自省と決心を込めて書いてみたい。
トレイルランの大会に出る為に走りこんでいるのは前に書いた通りだが、3日前の日曜日に、気合を入れて、本番と同じ37kmを走りこんだ。
街中のランニングだったので高低差は余りなく、途中からは雨が降ってきたりして、最後は身体を引きずるようにして戻ってきたのだが、それも全部含めていい練習になったと、ささやかな陶酔感に浸っていた。
が、そんな満足を打ち砕くように、次の日辺りから足の筋肉が、明らかに変な事になった。
そもそも、左足が思ったように動かず、捻挫も骨折もしていないのに、軽くびっこを引いたようになってしまう。
慌てて左足のあちこちを調べたり、軽く曲げたりしているうちに、脛の全面がガチガチになって、全く機能していないに気づいた。
実際に触ったり、その方向に曲げたりしてみると、たちまち痛みが襲ってくる。
いつもなら、いずれ治るだろうと放置ししていたが、今回は月末に大会を控えている。
こんな状態で出たら、時間内完走どころか、そもそもまともに走れるかどうかさえ怪しい。
慌てて駅前の整体院で予約を取り、みっちり1時間かけて診てもらった結果、筋肉どころか骨盤も歪んでいたことが判明する。
前脛の固まりが原因と思った見当は当たっていて、担当の整体師さんによれば、これは前脛骨筋という筋肉らしく、走る時に足首が固いと、この外側の筋肉ばかりを使ってしまい、結果としてどんどん固くなっていく。
自分の場合、それに骨盤の歪みも加わったため、本来なら腰の骨で支えるべき重さまで、一部の筋肉が支えなくてはいけなくなり、痛みに繋がってしまったとの事だった。
トレーニングのしすぎもあるだろうが、何より走った後のケアを怠っていたのが原因なのは間違いない。
恥ずかしながら、ストレッチはごく普通に、流すようにやっていただけで、トレイルランというスポーツをやるのに必要なものではなかったと思う。
本当にこれは只の言い訳になってしまうが、一応、自分も登山者の端くれとして、終わった後のストレッチの大切さは知っていたし、専門の本も買ってなるべくやるようにしている。
が、そんないい加減なもので、この先続けられると思うなよと言わんばかりに、ついに自分の筋肉はストライキを起こしたという訳だった。
その固まり方は尋常でなく、整体師さんも呆れ笑いをしながら「駄目な状態で固定されちゃってますねー」と急所を抉る一言を言い放つ程の有様。
と言っても、整体師さんにほぐしてもらった時の痛みを考えると、これは自分でどうにかできるレベルではないと悟った。
という訳で、その場で6回分のチケットを購入し、次回の予約を早くも取って、大会までできるだけ通い続ける事にした。
まとまった回数を、きちんとやってもらうと、それなりのお値段になるので手痛い出費だが、こればかりは仕方ない。
自業自得というのもあるが、トレイルランのみならず、登山をこれから続けていく為にも、絶対に骨の歪みは修正しておかなくてはいけない。
という訳で、余りいないと思うが、自分と同じく運動をやっている人で、ストレッチとか面倒だなーと思ってしまっている方。
自分も思い切り怠けた報いをうけているので、偉そうに言える立場ではないが、歪んだ骨盤と筋肉はマジで予想以上の痛みをもたらし、代わりにごっそりお金を持っていくので、ストレッチはきっちりやっておこう、と言いたい。