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一日2食生活を始めたきっかけ
退職1年前の2018年、健康維持のために一日2食生活を始めた。そのきっかけは、自分より1年早く退職された方から頂いた一冊の本である。
『「食べない」健康法』(石原結實/PHP文庫)
一日2食生活は昼食抜きを選択した。昼間が長く感じられるようになった。そして健康維持のために始めたことが、仕事にも良い効果をもたらすことを発見した。
昼食を食べなくなったので、会社の昼食休憩時間も仕事をするようになった。昼食休憩時間は会議や客先からの電話がない。この昼食休憩時間が一日のうちで一番仕事に集中できる時間帯であることに気づいた。
とは言っても休憩を取らずに一日中働き続けていたわけではない。仕事の区切りや行き詰まったところで5分程度の休憩を細切れにとっていた。自席を離れて尿意がないのにトイレに行ったり、行先がないのに廊下を歩いたりしていた。この時に次の案件のことや解決策などを考えていた。この方法が仕事に集中でき仕事の効率も上がった。
入社してから40年以上ずっと続けてきた一日3食生活では、昼食の時間が近づくとそわそわしてきて仕事が手に付かなくなっていた。会社の昼食休憩は1時間あった。社員食堂で昼食をとって自席に戻った後はすぐに眠くなり昼寝をしていた。午後の就業開始のチャイムが鳴ってもまだ眠く、すぐに仕事にかかれなかったことを思い出す。
もっと早く一日2食生活を始めていれば、自分の会社員人生も違ったものになっていたかもしれない。
会社を退職してから5年が経過し、退職1年前に始めた昼食抜きの一日2食生活は定着した。一日2食生活を始めるきっかけとなった本は、「退職後の生活を健康で充実したものにしましょう」という彼のメッセージだったのだと、今になって気がついた。彼に感謝します。