推論型AI "deepseekR1"と「公共性」について議論してみた。
2025年1月23日。一般社団法人ローカル鉄道・地域づくり大学の活動としてオンラインセミナーを実施しました。これはローカル鉄道等の公共交通を有する自治体の政策担当者をメインに、人口減少経済、車社会を前提として、公共交通としての鉄道の意義について考える機会を提供するものです。
これを機会に「公共」についての議論を深めていきたいと、私は思います。いつも多くの人たちと考えているわけですが、今日は話題の推論型AIであるdeepseek R1さんをお呼びして、一緒に会話した結果を皆さんにシェアしたいと思います。これに先立って、彼(彼女)とは公共とは何か、採算が合わない事業こそ公共が担わなくてはならないのではないか、という議論をしています。その結果、彼(彼女)が提示した言葉をご覧ください。
deepseek R1かく語りき
公共性について考える際、まずはその定義を明確にすることが重要です。公共性とは、社会全体の利益や福祉を追求することを指し、個人や特定の集団の利益を超えた広範な視点を持ちます。この概念は、市場経済だけでは解決できない問題に対処するために存在します。
公共財と採算性
公共財は、非排除性(誰でも利用できる)と非競合性(一人が利用しても他の人の利用が減らない)という特徴を持ちます。例えば、公園や道路、公共の安全などがこれに該当します。これらの財やサービスは、市場メカニズムだけでは十分に供給されないため、政府や公共機関が介入して提供する必要があります。
採算性と公共性のバランス
確かに、すべての事業が採算性を追求する必要はありません。特に、教育、医療、介護、公共交通などは、直接的な利益を生み出さなくても、社会全体の福祉や生活の質(QOL)を向上させるために不可欠です。これらの分野は、市場原理だけに委ねると、必要なサービスが行き届かなくなるリスクがあります。
公共性の重要性
公共性を重視する理由は、以下のような点にあります:
社会的公正: すべての市民が基本的なサービスを受けられるようにする。
長期的視点: 短期的な利益ではなく、長期的な社会の安定と発展を目指す。
外部性の内部化: 環境保護や公共衛生など、市場では考慮されない外部効果を内部化する。
結論
公共性と採算性のバランスを取ることは難しいですが、社会全体の利益を考えると、採算が合わない事業にも投資する価値があります。特に、教育、医療、介護、公共交通などは、市民のQOLを向上させるために不可欠な分野です。これらのサービスを維持・拡充するためには、政府や公共機関の役割が重要であり、市場原理だけに頼るのではなく、公共性を重視した政策が必要です。
という感じで始まったdeepseekとの会話。ここまでだとまだ少し物足りない感じはします。でも話題の推論型AIの実力をこの後、私は徐々に知ることになります。ChatGPTはどうなるのかな?