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3月25日発売『一歩ふみだす勇気』

2020年4月21日にスタブロブックスを立ち上げて約11か月、このたび2冊目の新刊書籍を発売することになりました。

全国の子どもたちに向けた、旅する先生の書籍『一歩ふみだす勇気~挑戦する力をきみに』。

一歩_装丁影あり

発売日は2021年3月25日。アマゾンや楽天などネット書店での予約はすでに始まっています。

著者に出版提案した理由

昨年(2020年)9月24日に著者の高橋惇さんに思い切って連絡して出版をご提案し、半年かけてつくり込んできました。

高橋さんを知ったのは、神戸で運営されている塾(アクティブスクール)の取り組みが、地元の神戸新聞で取り上げられていたのを目にしたのがきっかけです。その塾(イドミィ)では勉強一辺倒ではなく、実体験の学びを重視した教育がおこなわれています。その教育の一環で本を自費出版した、というのが取材記事の中心になっていました。

塾の生徒のみなさんがつくった本のタイトルは『はたらくって、なんやろな?』。職業人にインタビューしたり、職場見学したりした内容が一冊に詰め込まれています。

なんてすてきな教育なんだ、と共感したのが最初の印象。

そこで塾のHPを開くと、「実体験こそ最大の学び」とのテーマのもと、子どもたちが多彩な経験を積める工夫が随所に取り入れられているのがわかりました。子どもたちの「やってみたい!」を「やってみよう!」と応援する、一歩ふみだせる環境づくりに力を入れられていたのです。

まさに生きる力の養成です。

ああ、いいなあ……と思いながらHPを回遊していると、著者が過去に執筆された原稿が載っていて、読んでみるとめちゃくちゃおもしろいじゃないですか。笑いあり、涙あり、学びあり……元芸人さんだけあってどこか台本(?)のようなストーリー展開の原稿に感動し、その内容をベースに本を出させてもらいたいと思ったのです。

自転車で日本一周しながら全国の60校以上の学校を訪問し、講演会や出前授業をおこない、子どもたちに勇気を与えてきた著者。

私はライター時代、全国の高校のキャリア教育を取材する仕事に10年ほど携わってきました。それだけに取材交渉やアポ取り、当日のスケジューリングなど、1校の取材を実現して終えるまでの難しさを知っています。

なので、自転車で旅しながら60校以上もの学校で講演会や出前授業をおこなってきた著者の実行力と行動力に惹かれました。

なにより、著者の子どもたちに向けた目線のやさしさ、元芸人さんだけあってのユーモア、教育にかける志に心を動かされ、出版をご提案したのでした。

緊張してお会いしたのですが、「いいっすよ!」と快く応じてくださり、半年でほぼ完成までたどり着きました。

本書を著者にご提案して編集しているあいだ、(というか今もですが)自分の存在価値や生きる意味みたいなものを問い続けてギリギリの状態ですが、この本に救われています。この本がなければ、ぺらっぺらのシートのようになっていたかもしれません。

それだけ大事な本ですし、届けたい人たちに届けられるよう、これからプロモーションをがんばっていきます。

旅する先生の学びを全国の子どもたちへ

本書は、著者が「旅する先生」として全国の学校をめぐって子どもたちを勇気づけてきた内容が中心です。

神戸大学在学中に「旅する芸人」として自転車日本一周の旅に出て、卒業後は東京でお笑い芸にとして活動するも2年半で挫折。

その後、夢だった教師の道をめざすべく、「旅する先生プロジェクト」を立ち上げました。そして474日間かけて2度目の自転車日本一周に挑戦し、自転車で日本全国をめぐりながら小学校24校、中学校15校、高校18校、大学5校、計62校で講演会や出前授業をおこなったのです。

「挑戦する姿」を自ら示しながら、6000人の子どもたちの心に火をつけた人気講演の内容と旅の学びが一冊に詰まっています。

全国の書店に届けるために

まずネット書店の予約からスタートですが、全国の書店に少しでも多く届けられるよう営業に力を入れます。著者の活動拠点である神戸をはじめとした関西での書店営業を開始していますが、回るほどにご注文をいただける手ごたえを感じています。

とはいえ当社はひとり出版社です。ひとりで全国の書店を回るのは現実的ではありません。そこで、考えました。届けたい人に少しでもたくさん届ける方法はないものかと。緊張しながら始めたその取り組み、いま大きな手ごたえを感じています。大々的に書店展開できる道筋を開けそうです。

著者の高橋さんは全国47都道府県を自転車でめぐり、各地の学校で講演活動をされています。だから全国47都道府県の書店にこの本を届けられるようがんばります。

全国の公共図書館、学校図書館に届けるために

書店に加え、力を入れたいのが全国の図書館です。まずは公共図書館。図書館の流通がよくわからないので、まずは地元の兵庫県加東市やお隣の加西市の図書館をたずね、書籍をご案内するとともに、流通のしくみについてご指南いただきました。

公共図書館の流通の流れ、少しずつわかってきました。公共図書館も書店と同様、47都道府県、すべて網羅するのが目標です。

そして! 全国の学校の図書館にも届けたいのです。本書は小中高生に読んでもらいたい本。そのもっとも効率的で現実的な方法とは、学校の図書館に置かせてもらうことだと思うからです。

ですが学校図書館については流通ルートがなく、情報もなく、模索中です。図書館の流通に詳しい方、図書館司書の皆様、何が情報があれば頂けると嬉しいです。

『一歩ふみだす勇気』のメインの読者対象は小中高の児童・生徒さんですが、私がそうであるように、大人の皆さんが読んでもきっと心揺さぶられるはずです。

発売は2021年3月25日。どうぞよろしくお願いいたします。

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