4KモニタでGレコ劇場版3を見たら色々面白かった件について
最近、またコロナが流行りだしたのでリモートワークの日々に戻っている。
現場では24インチモニタを使っているので作業が快適なんだよなー。だけど、家では15インチのノートパソコンしかなく、画面が小さい・・・さらにみんな24インチモニター前提でExcelの資料とか作るので表示領域が小さすぎてストレスフル、Excelのリボンがさらに追い打ちをかける・・・。我慢できなくなったので、4Kモニタを買ってしまいました。
買ったモニターは
です。IPS液晶で3万円そこそこはコスパがよすぎ。機能は最低限で音は悪いけど、仕事で使う分には全く問題はないです。画面は広いし文字はくっきり見えるので十分満足です。Youtubeの4K対応の動画を見ると画質の良さにびっくり!、これGレコ劇場版3を4Kモニターで面白そーだなー・・。ということで早速、見てみました(笑)
家にはTVはなく12.1インチのノートパソコンのモニタでBD見てたんだけど、画面が2.5倍になったら色々、世界が変わるね。GレコはTV版からカラフルな色彩が魅力だったけど、高解像度のモニタでみるとその色彩の豊富さがはっきりわかる。劇場版3だと「アサルトのビーム光」がわかりやすいかな?後、ザンクドボルドの外観で使われているCGの綺麗さも際立ってることがわかる。そしてね、これはGレコっていうか富野監督作品の特徴なんだけど、画面に映っているキャラクターがよく動いていて画面に奥行きをあたえているんですよ。その象徴的なシーンが二つある。まずは、物語の冒頭、ザンクドボルドに向かうシーン。このシーン
・アイーダが艦首に入ってくる
・クルーと会話して艦首から出ようとする
・ケルベスがザングドボルドの地図を出すというのでまた艦首に戻ってくる
って動きをアイーダがとる。で、そのアイーダの動きが曲線的なんですよね。円を描いているイメージ?グルーっと回ってクルーと様々な会話をしている。で、その会話で
・ザングドボルドがどんな場所なのか?
・ザングドボルドに対する各クルーの想いを説明する
ってことをことを見る側に説明しつつ、メガファウナの奥行きも表現しつつ、アイーダの魅力も表現している・・・・。そう、このシーンのアイーダ、妙にエロイんだよね。エロイといっても肌色成分が多いわけじゃないんだよ。体のラインが見えるワンピースを着て無重力の空間をふわふわ移動する・・・。これだけでアイーダのスタイルの良さ、柔らかさ、女性らしさを存分に表現している。なんか、触ったら柔らかそう・・・・。この当たりはキャラクターデザインの吉田健一さんの腕の確かさが存分に発揮されているなと。そんなアイーダを4Kモニタで見られるなんて眼福でしかない。で、次に、ラストのクレセントシップに乗り込むシーン、ここはもう、画面の右下から左上に一気にメガファウナが移動してクレセントシップに乗り込むスピード感がたまらない。劇場で見たときこのスピード感に感動したのだけど、4Kモニタでみると劇場でみたときの臨場感を思い出す。このシーン、見どころはたくさんある、というか見どころしかないのだけど、私はアイーダさんの奮闘を推したい
このシーンをイラストで描いてみた。右のマニィは気にしないでねー。クレセントシップに乗り込んだ後、ノレドと胸をつんつんするシーンが好きなのでついでに書いてみた。話をアイーダさんに戻すと、このシーン、オリバー(ルアン)?の
「姫様、危ないです、ぶつかります」
って呼びかけに対して
「ぶつからないようにするんです」
って叫ぶ。よくよく考えると、かなりシュールな発言なのだけど、画のスピード感とアイーダさんの必死さが相まって全然違和感がない。このあたりの富野監督のせりふ回しは凡人にはマネできない・・。アルケインでメクレセントシップを押してメガファウナとの衝突を防ぐ、姫様、よく頑張った!
以上、4KモニタでみたGレコ劇場版3の感想をざっくり書いてみた。一つだけ言えるのは富野監督がGレコを劇場版に向けリメイクした時、TVサイズではなく映画向けに作り直しているってことがよくわかったよ。まだ全編通してじっくり見ていないので時間がある時じっくり見ようと思うよ。