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【旅先で気付く自分を思いやる大切さ】-しまなみドルチェ-(エッセイ小説)





TRIP STORY とは?

何かと忙しい
日常を過ごす主人公たち。

そんな主人公が“旅”へ行き
「本当にしたいこと」
を見つける
明日への希望を描いた
[エッセイ小説]です。

この物語があなたの人生にとって
大切なきっかけが見つかる
“旅のガイド”
となりますように。


物語の舞台

-店名-
しまなみドルチェ

-住所-
広島県尾道市瀬戸田町林20-8【本店】
広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田546【耕三寺前店】

-TEL-
0845-26-4046【本店】
0845-26-4036【耕三寺前店】

-定休日-
年中無休【本店】
季節により異なる【耕三寺前店】

-営業時間-
10:00~17:00【本店】
10:00~16:30【耕三寺前店】




-Trip Story-


主人公紹介


美咲は、30代半ばの女性で、
尾道市にあるカフェで働いている。

都会の喧騒から離れたこの街で、
心安らぐ時間を大切にしながら
働く日々を送っている。

毎日忙しい仕事に追われる中、
ふとした瞬間に心の中で
「もっと自分らしく生きたい」
と感じることが増えてきた。

尾道市から生口島への小さな船旅が、
彼女の心に新しい風を
吹き込むきっかけとなる。

地元の人々との交流や、
島の自然に触れながら、
美咲は自分を見つめ直し、
少しずつ変化していく。

彼女が迎える新たな一歩とは、
一体どんな未来が待っているのだろうか。


《旅のひととき》



美咲は、カフェでのひとときを
楽しんだ後、ふと
「しまなみドルチェ」
の存在を思い出した。


生口島の魅力はその美しい景色だけでなく、
地元で愛されている
ジェラート屋さんにもあった。





あの甘い味わいを再び楽しむために、
彼女はカフェを後にし、
足早にジェラート屋さんへと向かった。


「しまなみドルチェ」は、
色とりどりのジェラートが並ぶ
ショーケースが印象的な店だ。





店内に入ると、
ふんわりとした甘い香りが漂ってきて、
思わず笑顔がこぼれる。


美咲はしばらく、
どのフレーバーにしようかと悩んだ。




特に人気の

「瀬戸内レモン」や「ピスタチオ」、
そして自家製の「いちご」も魅力的だ。


彼女は最終的に、
爽やかな「瀬戸内レモン」と
甘酸っぱな「いちご」を選び、
ダブルで注文した。


店員さんが丁寧に
盛り付けたジェラートは、
まるで芸術作品のように美しく、
食べるのがもったいないくらいだ。





外に出て、近くのベンチに座ると、
美咲はまず
「瀬戸内レモン」を一口食べた。


すっきりとした酸味が
口の中に広がり、

暑い日差しの中での清涼感が心地よい。





次に「いちご」を味わうと、
果物の甘酸っぱさとクリーミーな
甘さが癖になる。



いちご好きの私はついつい夢中で
食べ進めた。


「これだ、これが私が求めていた瞬間なんだ。」


美咲は心から感じた。


日常の忙しさから解放され、
心が満たされていくのを実感する。






ジェラートを楽しむうちに
美咲はふと周りを見渡した。



家族連れやカップル、
友人同士が笑顔で
過ごしている姿が目に入る。



彼女もその場の一部となり、
この瞬間を分かち合っているかのように感じた。


「私も、自分を大切にする時間をもっと増やしていこう。」


美咲は、ジェラートを頬張りながら
新たな決意を固めた。




これからの生活には、
楽しむことや心を満たすことが
必要だと気づいたのだ。


その瞬間、美咲の心はますます軽くなり、
彼女は穏やかな笑顔を浮かべながら、
再び耕三寺を振り返った。





美しい自然と美味しいジェラートが、
彼女にとって特別な思い出となり、
これからの生活に活力を与えてくれることだろう。

日が沈む美しい海を眺めながら、
美咲は静かに歩き出した。



彼女の心には、
明日への活力が満ちていた。

そして、また次の旅を
楽しみにすることができる
自分を見つけたのだった。


※この物語はフィクションです。




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