![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14432831/rectangle_large_type_2_6348ad9326c419c00ca6e6d52a2cdf5f.jpeg?width=1200)
ディスレクシアでも教師になれるオランダ
※この記事は最後まで無料で読めますが、参照サイトの照会にのみ料金がかかります。
9月から始まった今学年、娘の担任の先生は2人います。
まずは、中堅の女性の先生。週2日担当されています。
そしてもう1人の先生は、新任で超若い先生。なんとまだ20歳!
それでも週3日、おひとりで教室を受け持っています。
私がこの先生に関して驚いたことがあるのですが、なんと先生自身がディスレクシアなのだそう。
今まで「ディスレクシアの先生」という存在を想像したことも無かったので、それを聞いた時には正直戸惑いました。
でも子供たちは勉強にiPadを使い、音読をしたりとかもないので、特に問題ないそう(娘の感想)。うーん、なるほど?
ちなみに娘のクラス(20名)には、ディスレクシアの生徒も2人います。
そういう子たちにとっても、ディスレクシアの先生の存在は励みになるんじゃないでしょうか。
このことを先にツイッターに書いたら、「1クラスにディスレクシアの生徒2名は多いのでは」というリプライをいただきました。
でもオランダメディアの記事(参照記事1)によると、オランダの小学校でディスレクシアの認定を受ける子供は全体の6.5%なのだそう。
これは、ディスレクシア協会が発表している「子供全体の3.6%」をはるかに上回る数字なのだとか。
更に、中等教育以降になると13%にもなるのだそう(参照記事2)。うちの子はまだ小学生ですが、いずれディスレクシア判定される子が早めに判定を受けたと考えると、20名のクラスにディスレクシア生徒が2名いてもおかしくはないと思います。
ちなみに、ディスレクシアの診断費用は約1,400ユーロ(約16万8000円)、治療費は4,000ユーロ(約48万円)かかるのだそう(参照記事1)。これは個人の負担ではなく、自治体が負担してくれます。ありがたいですね。
昨今はオランダも教師の人手不足が深刻なのだそう。そのため、ディスレクシアで多少のサポートや予算が必要だと仮定しても、小学校教師志望者を逃したくないのでしょう。そして、そういうハンディキャップのある教師が教室に居ることによって、生徒たち自身も多様性などを学ぶのではないでしょうか。
つくづく、オランダの教育には考えさせられます。
※この下には本文はありませんが、本文中で参照したオランダメディアの記事2点を閲覧するのには料金が必要になります。
==========お知らせ==========
電子書籍出版しました!
(Kindle版)「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
(紙版)「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
レギュラーで書いている主な執筆媒体のご紹介です。
ぜひ読んでみてください♪
「現代ビジネス」(不定期掲載)
http://gendai.ismedia.jp/list/author/naokokurata
「Glolea!」(プロフィール&執筆記事一覧)
http://www.glolea.com/ambassador/kurata-naoko/profile
「未来住まい方会議」(執筆記事一覧)
http://yadokari.net/author/kurata/
「TABIZINE~人生に旅心を~」(執筆記事一覧)
http://tabizine.jp/author/kuratanaoko/
「ima(今) 海外リポーターが伝える世界の生活情報サイト」 (執筆記事一覧)
http://ima-earth.com/contents/profile.php?userid=kurata
※ここより下に参照記事一覧(2記事)
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?