栄養は大事って話。 その4

貧血と鉄不足

わたしが栄養の学びをはじめたキッカケは貧血。
スポーツ貧血」という言葉があるけれど、まさにソレ。


アスリートの真似事にハマりだした当初、食事面で氣にしていたのは
’炭水化物・タンパク質・脂質の摂取量(PFCバランス)’と’摂取カロリーと消費カロリーの差分’。

プロテインやクエン酸も取り入れていました。


自己紹介の続き・詳細のような内容になりますが、


平日は、雨じゃなければ片道20km弱の自転車通勤、軽負荷のジテツーとは別に中〜高負荷なメニュー(自転車)をこなしたり、筋トレしたり、
休日は、早朝から夕方まで外を走りっぱなし(休憩時間はアリますw)、時にはアマチュアの大会に参加したり。


そんな日常に切り替わったら、あっちゅー間に栄養失調に。
初期症状では身体が常にダルくて、「疲労回復がうまくいってないのかな〜」程度にしか捉えてませんでしたね。


その後、ダルいだけではなく、

・階段を数段登っただけで息切れ&動悸
・もともと肩こり持ちだったけど、更にガッチガチになる
・朝の寝起きがとんでもなく悪くなる
(”寝起きが悪い”なんてモンではなく、気絶?笑)
・電車内で酸欠になって卒倒しかけたこと数回
・少しの運動だけでハンガーノックの初期症状ぽい状態になる(例えるなら、5分歩いたらスタミナ切れる状態)
・周囲に心配されるほど呼吸が荒くなる

※ハンガーノック→糖質枯渇による低血糖状態になること。度を越したエネルギー切れ。身体が動かなくなったり、極限までいくと意識障害になったり。

といった症状が表れはじめ、調べた結果「もしや貧血???」と思い、血液検査へ。


検査結果が戻ってくると、案の定、赤血球の数値が低く貧血状態。
現代医療基準では基準値の下限ギリギリだったので貧血とは診断されなかったけど、身体はあきらかに貧血症状のオンパレード。


赤血球は、全身に酸素を運搬するのを担っています。
社会での物流で例えるなら、荷物を運ぶトラック。
赤血球の数値が低いというのは、運搬しなきゃいけない荷物(酸素)に対し、トラックの数が足りていない・トラックの貨物量が少ない状態。

貧血だとわかってから、とりあえず市販の鉄剤を飲みはじめます。


運動によって血流量が増える(血行が良くなる)というのは、酸素運搬量が増えるということ。

エネルギーを作るために体内のビタミンやミネラルの消費量が増える
同時に体内の鉄分も消費量が増える
 ↓
消費分を補わないと、体内にあった栄養素が減り続ける
 ↓
栄養素の不足度合いが一定ラインを超えると、貧血のように栄養失調の症状があらわれる


自覚したキッカケがそうだった、というだけで、
それ以前から鉄不足・ビタミン&ミネラル不足だったなぁ、
と、今となっては思います。

栄養にも健康にもまったく関心がなかった頃、毎日ひどい偏頭痛に悩まされた時期もありました。


そんな経緯があって、ビタミンとミネラルがいかに重要かを思い知り、食の改善スタート+サプリ類での補充が習慣に。

そのおかげで、血液の数値の改善と共に、体調・体力・気力も改善し、自分の身体との付き合い方もなんとなく把握。



この頃は「これで完璧!」なーーーんて思っていたけど、
コレを書いている今日までの数年間でアレコレ試したり学んだりを繰り返し、「栄養を摂ること」から「摂ったものを体内に届けること」に重点がシフトしています。

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