トリックスター博物館＠Hasu no hana
東京戸越にあるギャラリーHasu no hana 。
その２階にある蓮庵をジャックして、蓮ックスターが異形の茶会を開催することとなった。
そんな茶会に参加する方々の待合室に、来てくれる方を楽しませるための小さな博物館を作ってほしいと蓮ックスターから依頼を受けて、１階に小さな展示を作った。
これまでに現れたトリックスターの中の種族から一人を選び、展示を行った。
全ての種族を集められたわけではないが、２４種のトリックスターを集めることができた。
種族の名前、その種族が発見された年、どんな種族なのかをツイートにまとめたのでここにまとめることにする。
【種族】座リックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2017年
トリックスターの基本スタイルの一つは、座っている姿勢と言われる。
専用の椅子に座っている個体もあるが、石や棚、机のフチなどに座っていることが多い。
足をブラブラとさせていることが多いが、最近は脚を組んでいる個体も発見されている。 pic.twitter.com/lkZjl1Q2oR
【種族】ウォーキング・トリックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2018年
トリックスターが三本足でどうやって歩くのか、2018年以降大量に現れたW・Tの研究により少しずつ解明されつつある。
一人で歩いている個体もいるが、列を成して歩く事が多い。
何の目的で、どこに向かって歩いているのかは分かっていない。 pic.twitter.com/hUcVpChxjw
【種族】マスク・ド・トリックスター
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【発見年】2018年
マスクを被ったトリックスター。
マスクの文様と、その下に隠れた身体の文様は一致していることが多いが、時々マスクを交換しているM・D・Tもいる。
そのマスクの形によって「ルチャ」「おばけ」「キノコ」「スカート」など、名前が異なる。 pic.twitter.com/CGpfQUEJVt
【種族】鉢ックスター
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【発見年】2018年
身体の中に土を入れて植物を入れて育てるトリックスターが鉢ックスターである。
2019年には、様々な家庭にホームステイをした後で、学校の校庭で青空教室を開いていた鉢ックスターもいた。
座っている、立っている、歩いている個体と、そのポーズは様々である。 pic.twitter.com/OkgO5COSBW
【種族】ドッグスター
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【発見年】2020年
円筒形の胴体に三本足の生えたトリックスターは、ドッグスターと呼ばれている。
犬のように「ワン」と吠えるが、犬ではない。
身体の上にトリックスターを載せた個体もおり、彼らはロデオックスターと呼ばれている。
「一本足側が前足」とする説が有力である。 pic.twitter.com/lUQ1ol0Oxu
【種族】一輪挿シックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2019年
腹に水を溜め、口と思われる場所に花を挿している花瓶に擬態したトリックスター。
その形態は様々だが、他の個体と異なり、吊り下げられた珍しい個体がいるのも主な特徴の一つ。
以前は腹から水を漏らしている個体もいたが、最近はほぼない。 pic.twitter.com/geqmDaUNnD
【種族】香炉ックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2020年
身体の中でお香を焚き、香りを発する香炉に擬態したトリックスター。
その形態からマスク・ド・トリックスターから派生した種族ではないかとも言われている。
発見数が少ない希少種だが、異形の間で多く見つかっており、茶室周辺に現れるようだ。 pic.twitter.com/1UMmLMPDgB
【種族】アマビエックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2020年
疫病に苦しむ世の中を憂いて現れたと言われるアマビエックスター。
三本足の先が更に三本に分かれている為、九本足のトリックスターではないかという説もある。
嘴の様な形を持っている事から、希少種の鳥ックスターの仲間と言われているが定かではない。 pic.twitter.com/3Zm5J5XzEC
【種族】アマビコックスター
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【発見年】2020年
アマビエックスターと同じく、疫病に苦しむ世の中を憂いて現れたアマビコックスターだが、人前に現れることが少ない希少種。
膝立ちの様な姿勢で立っていてバランスが悪く、すぐ倒れてしまう為、あまり人前に現れなかったのではないか、と言われている。 pic.twitter.com/StPEReuOCh
【種族】酒器ックスター
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【発見年】2021年
それぞれは徳利ックスター、猪口ックスターと呼ばれる。
2021年以前から徳利ックスターは存在するという噂が流れていたが、最近になって発見された。
酒宴を好んで現れる縁起のいい希少種で、一輪挿シックスターからの派生したものではないかという説もある。 pic.twitter.com/9cztFphftT
【種族】風ックスター
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【発見年】2021年
窓際にぶら下がっているところを発見される事の多い風ックスターは、風鈴に擬態したトリックスターである。
その形体から未確認飛行物体と間違われることがあるが、飛んでいるという報告は今のところされていない。
風にゆられるとチリンと涼しげな声を発する。 pic.twitter.com/Myy8fbM35C
【種族】干支ックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2021年
2021年以降、一月になると干支ックスターが現れる様になった。
今のところ丑年の丑ックスターと、寅年の寅ックスターが発見されている。
2032年には全ての干支ックスターが揃うのでは、と言われている。
お正月に現れる縁起のいい希少種である。 pic.twitter.com/dxxAlQeCBc
【種族】宿リックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2022年
様々なものに宿る宿リックスターは、2022年に神社で、石に宿っているものが数多く発見された。
宿ったものの上で一生を過ごし、離れることはない、と言われている。
石に限らず様々なものに宿ると言われるが、石以外の宿リックスターはまだ発見されていない。 pic.twitter.com/eAyrJMNV94
【種族】蓮ックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2022年
蓮の花托のような顔を持つ蓮ックスターは、2022年に入って大量に発見されている。
顔の穴には、種ックスターが入っており、それが時々ポロリポロリと落ちる。
三本手の生えた個体は茶会を催すなど、トリックスターには珍しく社交性のある一面も見られる。 pic.twitter.com/363lGh49y5
【種族】判子ックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2022年
判子に擬態したトリックスター。
その判子の形体から、蓮ックスターから派生したものではないかと言われているが、他の個体が発見されていないので詳しいことは分かっていない。
朱肉に頭をくっ付けて、判子ックスター自ら判子を押すと言われている。 pic.twitter.com/MFnfct8UYw
【種族】家ックスター
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【発見年】2022年
家に擬態したトリックスター。
家ックスターに呼ばれ、その中に入った人は二度と戻って来ることはないと噂されているが、人が入れるサイズの家ックスターは発見されていない。
中にトリックスターがいるところも目撃されており、彼らの家という説もある。 pic.twitter.com/G6SHcpthG1
【種族】匙ックスター
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【発見年】2022年
匙に擬態したトリックスター。
蓮ックスター主催の茶会では甘味をのせて匙のように使われると言われている。
ジャムの瓶に自ら顔を埋めている個体も発見されているが、詳しい生態は分かっていない。 pic.twitter.com/cDSzMHxYEQ
【種族】ヘソックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2020年
ヘソックスターは、身体に2箇所の穴が空いているが、2箇所はちょうど向かいあっており、それがヘソックスターの最大の特徴である。
トリックスターが現れること、消えることに関する重大な秘密を抱えており、重要な個体であることは間違いない。 pic.twitter.com/gzbb0axort
【種族】喰イックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2016年
喰イックスターは、闇を捕食したり、木の精を吸っているところを目撃されているトリックスター。
本当に闇や木の精を吸っていたのかは定かではない。
「人を喰ったような」と言っている個体もいたが真偽は定かではない。
目撃談は多いが謎の多い種族である。 pic.twitter.com/SqAE19doqE
【種族】寄り添イックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2022年
二人のトリックスターが寄り添う仲睦まじいトリックスターだが、食い込み変形するほどに寄り添っており、二人の関係性を心配する目撃談も上がっている。 pic.twitter.com/9p7ABH2MR5
【種族】団子ックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) April 30, 2022
【発見年】2022年
団子ックスターは、団子に擬態したトリックスター。
団子は三段という強い思いがあるらしく、３人のトリックスターが重なっている姿が印象的である。
もちろん食べられない。 pic.twitter.com/zSE0e5vN8l
【種族】香立テックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) May 1, 2022
【発見年】2022年
お香立てに擬態したトリックスター。
元々は香炉ックスターの中に潜んで香を立てていた。
頭の上に穴が空いていて、そこにお香を立てる様に催促してくる。
熱さには強いので、お香の熱くらいなら平気なようだ。 pic.twitter.com/dRHpfGzsk3
【種族】種ックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) May 1, 2022
【発見年】2022年
蓮ックスターの顔に発生し、こぼれ落ちる種ックスター。
蓮ックスター主催のお茶会に参加すると、お裾分けとしてもらうことができるらしい。
植えるとトリックスターが生えてくる、割れた中から生まれてくる、足が生えて歩き出す、など様々な噂がある。 pic.twitter.com/7yNeJXifC7
【種族】祭リックスター
— 浅野暢晴【芸術工】 (@asanonobuharu) May 1, 2022
【発見年】2014年
三本足が多いトリックスターの中で、手が二本、足が二本の希少種。
面を付けて金糸で束縛されていることが多い。
祭りのための面を付けているため、祭リックスターと呼ばれる。
「面の為の人」と呼ばれている為、元は人だったと噂されている。 pic.twitter.com/jSaI0qKyle
これらがHasu no hanaに並べられたトリックスターであるが、種族はこれだけではないし、これからも増えていくことだろう。異形の茶会に参加してくれた皆様に、茶会の前後で、その一部を楽しんで頂けたらと思う。