重要なのはストレスへの「気づき」と「対処」-公認心理師が解説【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編
毎日を快適に過ごすためには、上手にストレスマネジメントをして、こころの回復力=レジリエンス機能を高めることが大切です。
まずはストレスを正しく理解して、ストレスマネジメントの第一歩をはじめましょう。
ストレスとは?
そもそもストレスとは、「外から刺激を受けたときに生じるこころや身体のゆがみ」のことです。わたしたちの心身をやわらかいゴムボールだとイメージしてください。ゴムボールを外から押すと凹みが生じます。この凹みが「ストレス」です。そしてゴムボールを外から押す力、つまりストレスの原因になっているものを「ストレッサー」といいます。凹んだボールが元に戻ろうとする力が「レジリアンス機能」であり、この力を高めることが大切です。
さまざまなストレッサー
日常生活の中で起こるさまざまな変化=刺激が、ストレス要因になります。ストレスと聞くと、嫌なことやつらいことを想像しますが、実はうれしいことや楽しいこともストレッサーになります。ストレッサーが何であるかを考えることも、ストレスの対処には有効です。
ストレスが続くとどうなるの?
ストレスが加わると、からだの防御反応が働き、自分を守ろうとします。つまり、ある程度まではストレスに適応しようとするのです。
しかし強いストレスが加わり続けると、からだの適応能力が追い付かなくなり、自力では立て直せなくなってしまいます。これが病気の状態です。
うつ病や適応障害、パニック障害など、さまざまな心身の不調が引き起こされます。
ストレスをマネジメントする
残念ながら、ストレスの全くない生活はあり得ません。レジリエンス機能を高め、ストレスと上手に向き合っていくことが求められます。これを、ストレスマネジメントといいます。
ストレスマネジメントに重要なのは、次の2つのポイントです
ポイント① ストレスに気づく
ポイント② ストレスに対処する(具体的な行動を起こす)
気づいて、対処する――。当たり前のことですが、ちょっとしたコツや知識を得ることで、ストレスを軽減しやすくなります。
レジリエンス機能を高めて、しなやかな心を育てていきましょう!
―――――――――――――――――――――――――――――――
【トライアド治験ネット note編集部】
トライアド治験ネットは、こころの病気や症状に特化した治験情報をお届けするWEBサイトです。
公式noteでは、治験情報のほか、メンタルヘルス情報も発信しています!
治験に関するご質問や、具体的な治験参加へのお問い合わせなど
どうぞ、お気軽にご連絡ください。
お待ちしております。
――あなたの治療に「治験」の選択肢を――
精神科の治験ボランティア募集
【トライアド治験ネット】
★うつ病治験情報はこちら
★治験ボランティア登録はこちら