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合谷 -Goukoku- LI4
こんにちは、季節の変わり目で急に寒くなりましたが、体調崩していないでしょうか。
この記事からしばらくの間、肩こり、腰痛、頭痛、冷えなど、あなたの身体に身近な症状を「経穴」つまりツボを使って改善できる方法をご紹介していきます。
この記事をご覧いただきたい方
今回は、万能穴として知られる「合谷」をご紹介します。
この記事をご覧いただきたい方は、
鼻水、鼻づまり
風邪のひきはじめ
ストレスや二日酔いによる吐き気
パソコンやスマホの使い過ぎによる目の不調
肥満症
歯の痛み(下の歯)
顔の血流量をUPしたい
目を輝かせたい
などでお悩みの方です。
参考にしたのはとても読みやすく、東洋医学に興味を持っていただいたらまず手に取って欲しい本「マンガでわかる東洋医学の教科書」です。
では、早速みていきましょう。
合谷とは
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合谷とは「手の陽明大腸経」の経穴です。
五要穴では「原穴」にあたり、四総穴では「面目」に該当する万能の経穴(ツボ)です。
参考にした「マンガでわかる東洋医学の教科書」では、以下の症状に用いられる経穴として紹介されています。
・鼻水、鼻づまり
・風邪のひきはじめ
・ストレスや二日酔いによる吐き気
・パソコンやスマホの使い過ぎによる目の不調
・肥満症
その他にも、
・歯の痛み(下の歯)
・顔の血流量UP
・目の輝かせる
にも効果的とされる万能穴です。
経穴の位置(取穴法)
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教科書では、
・手背、第2中手骨中点の橈側
と説明されています。
わかりやすく説明しましょう。
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親指と人差し指の骨がV字型に交わったところから、やや人差し指の骨(第2中手骨)際の指先側にあるくぼみです。
ツボ押し
では、この辺りを触りながら、軽く押してみましょう。
実は、ツボの位置は人によって微妙に異なることがありますので、周辺を軽く押しながら痛みやコリがある場所を探してみてください。
もし「どこを押しても痛いんだけど!」という方は、その中でも最も痛い、凝っていると感じる場所を探してみてください。
自分で行うツボ押しでは、指の腹で2〜3秒かけて押し、また2〜3秒かけて離します。これを5回程度繰り返してみてください。
今回の合谷では、親指をツボに当て、小指側に向かって骨(第2中手骨)の際を押します。
ツボを押しすぎると、逆に痛みがひどくなったら、症状が悪化することもあります。くれぐれも押しすぎないようにしてください。
お灸を据える
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市販されているお灸を使うと、ご家庭でもセルフケアができます。
底がシールのように貼り付くタイプの「台座灸」が一般的です。
お灸を取り出し、底にあるシールを取ります。
台座をつまむか、指先にくっつけます。
ライターやチャッカマンに火をつけ、台座灸を近づけます。
煙が立ち上がったら、台座灸をツボにつけます。
※台座灸の購入の際には注意書をよく読み、お灸になれていない方は、熱の弱いタイプを選ぶとよいでしょう。
慣れてきたら少しずつ熱い灸にして、使用頻度を増やしていきます。
また、火を使うお灸は十便に注意し、万が一に備え消化用の水を用意しておくことをお勧めします。
お灸はお話しした症状を和らげ、免疫力をUPしてくれる作用があります。
ぜひ、お灸の素晴らしさを体験してください。
最後に
この記事では、肩こり、腰痛、頭痛、冷えなど、あなたの身体に身近な症状を取り扱っています。
ただし、これらの症状には大きな病気のリスクが潜んでいる可能性がありますので注意してください。
例えば、肩の痛みではコリが原因ではなく、関節炎が生じていたりする可能性もあります。
また、心臓などの病気による痛みが肩などに現れる「関連痛」の可能性もあります。
他にも、急な頭痛には即病院へ行った方がよいような「レッドフラッグ」と呼ばれるものもあるでしょう。
痛みや症状が重かったり、長引く場合にはぜひお近くの鍼灸院を訪ねてみてください。
国家資格である「はり師・きゅう師(鍼灸師)」は日本最古の医療技術であり、全国で12万人いると言われます。意識してみると鍼灸院って、とても多いんですよ。
もちろん、症状が酷く病院が必要な場合には、適切に案内してもらえるはずです。
鍼灸の魅力を、多くの方に知っていただけますように。
では、また次の記事でお会いしましょう、バイバイ。