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湯たんぽ、始めました

立冬もすぎ、本格的な冷え込みがやって参りましたね。

私は北陸生まれなので寒さには強い、事もなくどちらかというと苦手。
なので、立冬の日の夜
私、湯たんぽ、始めました。

我が家の湯たんぽは、「羊のショーン」というクレイアニメにでてくる羊のショーンのぬいぐるみの中に湯たんぽを入れるタイプ。
なので見た目も愛らしくてほっこりするし、
そのもこもこな白い身体を抱っこするとぬくぬくほかほかで
心身ともに癒されて、あったい気持ちになります。


fashy社製の愛らしいゆたんぽです

寒さは苦手だけど、
でも朝のピリッとした空気を吸い込む感覚やこの寒い季節ならではの光の柔らかさ、あたたかさを感じられる瞬間に、私はとても幸福感を感じます。

自分の心を丁寧に観察して観ていると、こうして少しずつ寒くなってくるこの時期は、ワクワクするようななんだか嬉しい小さな興奮した様な気持ちが私の心の中ににょきっと芽生えるようで。
これってもしかしたら子ども時代の私の雪遊びができる冬を待つワクワクした感覚とか葉を落とした裏山を走り回って探検しまくっていた時代の感覚が想起されているのかもなぁ、なんて思いました。

そう考えると面白いですよね。
私の身体は今はもう48歳の身体で、心も同じくこの世に生をうけて48年目の心なのですが。
でもそういった瞬間だけは心が子ども時代に戻っているというか。(そしてそれは多分身体もなんだろうけれど)

なんとなく感覚としては「やあ!久しぶり!また会ったね。」みたいな感じで。

私の心の中にはこんな風にいろんな時代の私が住んでいて、
時折何かのきっかけでひょっこりと顔を出してくれる。
今を生きているようでいて、過去をなぞらえて生きている時もあるのかもなぁなんて考えてみたり。
そんな感覚、これを読んでいる皆さんもあったりするでしょうか。

今の自分はなぜなのかはわからないけど泣けてくる事とか。
無性に誰かを怖く感じて固まって動けなくなってしまったりとか。

ああ、これがアドラーがいう「ライフスタイル」なのかもしれませんね。

今の自分はもう完全に忘れてしまっている過去の自分が強烈に印象に残っている事柄。その事柄やシチュエーションに近いことが起きるとバグがおこって心も身体もその時代に戻って、同じ対応、反応を繰り返してしまう。

嬉しかったことも、悲しかったことも。
辛かったことも、怖かったことも。
そしてワクワクしたことも。
それらが時に交差したりほどけたりしながらも複雑に絡み合っている世界に私達は生きている。
なんだか美しさすら感じてしまいます。

私にとっての湯たんぽは、
裕福ではなかった子ども時代に、母が足元に小さなあんかをいれてくれた時の「わぁ、あったか~い。お母さん、ありがとう!」というお母さんが大好きだった、守られている感覚が想起されるものかもなぁとこれを書きながら思ったりしました。

ややこしい抱きたくなかった思い込みや思考の癖も沢山あるけど、
でもそれと同じくらいかそれ以上に沢山の優しさ、温かさ、美しさを感じられる感覚も親達から受け取っているんだなぁと思うと感謝の気持ちが溢れてきます。

ありがとう。沢山の愛を教えてくれて。
そう伝えにまたいきたいな。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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トーリ
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