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大学院留学のタイミング

こんにちは、Yukoです。夫のスペインMBA留学&起業活動を見ていると、社会人になってからの大学院留学は楽しそう。大学院留学を考える方は、行き先、分野、語学力の他に、タイミングに悩むことも多いのではないでしょうか。私自身は、学部卒業後すぐに大学院留学をしました。社会人留学か、学部卒業後すぐか?自分達のケースを振り返ってみます。

学部卒業後すぐに進学した私の場合

タイミングの決め手はシンプルで、「いつやるの?今でしょ!」というアレです。学部時代の交換留学で「日本×イギリス」プロジェクトを立ち上げた後、その大学の強みであった国際開発学の授業が大変面白く、専門的に学びたくて再度留学をしました。逆に言うと、就職してからでは仕事や家庭の事情で留学する時間がないかもしれない。それなら、今行くしかない!女性の大学院卒は就職が難しいとか、モテないとか言われるけど(最近はどうなんでしょう)、ナントカナル!

結果、体力、勢い、吸収力のある時に留学して良かったとは思います。「語学力」は最初の難関ですが、実はその後に「専門力」という高い壁があり、英語ネイティブも睡眠時間を削り、プレッシャー&ストレスに苦悩していました。学生の心をケアするため、メンタルヘルスカウンセラーが学校に常駐しているので最初は驚きましたが、徐々に納得してしまいました。私も一度、期末試験前のプレッシャーで自分の心の崖っぷちを見かけ・・・あの時のゾッとする気持ちは今でも忘れられません。なんとか体力と勢いで乗り切り、プレッシャーへの免疫力もとい鈍感力を習得しました。

ただ、実務経験があった方がより充実していたと思います。学生達の実務経験は、「フィールドで実際に起きたこと」、つまり文献からは得られない一つのケーススタディとして、教授や学生達の研究への貢献となります。その点で、実務経験の乏しかった私は、他の人生経験豊富なクラスメート達から「インプット」がメインの学習スタイルでした。また、経験値が高ければ自分の「専門力」を上げやすく「語学力」不足を補いやすいので、早い段階から本人に合った学びのサイクルに入ることができるように見えます。

話が少しそれますが、様々なバックグラウンドの留学生を受け入れている学校を、個人的にはオススメします。出身地×専門性×職務経歴が多様であるほど、学びの量と質がぐっと上がると思うからです。

10年以上の社会人経験を経て進学した夫の場合

「日本とシリコンバレーで勤務経験のあるITエンジニア」というMBA界隈では少しユニークな経歴を持ち主です。私のように感覚的・本能的に動くのではなく、熟考してから動くタイプのように見えます。彼の投稿にもありましたが、彼がMBA留学に興味を持った時、年齢的にアメリカのトップ校は難しく、ヨーロッパのMBAは受験可能でした。
しかし逆に、十分な実務経験がMBA留学を充実させられること、アメリカ駐在経験があるのでヨーロッパの方が新たな学びの場となると思い、彼にとっての「今でしょ!」が来たのだと思いました。

実際学校が始まり、最初は「語学力」と「専門力」の壁から日々大量に受け取る「インプット」の消化に苦戦しているようでした。ですが、すぐに学びのサイクルを見つけ、彼自身の実務経験と専門性による「アウトプット」でクラスに貢献したり、思い切って起業活動を始めるなど、新しいことへの挑戦も積極的にしています。

ただし、夫は初めての海外生活が29歳の時、さらにMBA留学が37歳の時で、体力と語学力の観点では本当に苦労していると事あるごとに言っていたので、ここについては私のように大学卒業後すぐに大学院進学(留学)する方のメリットを感じています。

まとめ

学部卒業直後か、社会人経験を経て進学(留学)するか。それぞれのメリット・デメリットをまとめると・・・

年齢、外部環境、心の準備など要因は様々ありますが、最終的には本人にとっての「今でしょ!」が来た時に飛び込むのが、一番だと思います。

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