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甲状腺がん体験記73 甲状腺 中医学的にみてみる③-悪化させた体調
体験談71
からの続き~
71では、もともとの自分の体質がどのようなものだったかを記載しましたが、そこにどのような体調(状況)が加わったために、結果的にがんにまでなってしまったか、、、
①「気滞」
⇒ 体験談70
でも書きましたが、自分で気が付かないうちにストレスがたまっていたのですね。
「気滞」は「気」の流れが滞ることで、主な原因はストレスなので。
②「気虚」
⇒ 「気」の力は、エネルギーに変える原動力以外に、新陳代謝をよくする、という力もあるのです。
なので逆に「気虚」になると、新陳代謝に係わる甲状腺ホルモンを出す甲状腺はもっと頑張らないといけなくなるので、甲状腺に負担をかけちゃっていたのでしょうね。
睡眠不足や、働きすぎとか、色々なことで「気虚」状態になっていたのかと。
③「腎虚」
⇒ 「腎」というのは、中医学では、成長や発育に関係する臓で、逆にいうと、「加齢」=老化にも関係するもの。
実際、現在の私は、思いっきり身体の変わり目で「腎」が衰えてくるお年頃、ビンゴ!(^^;
なので、成長などにも関係する甲状腺ホルモンを出す甲状腺に、ここでも負担をかけがちだったですね。
ってか、甲状腺のトラブルってなんとなく女性に多い気がするけど、やっぱり女性は閉経という大仕事で「腎」への影響が大きいから、そのせいもあるのかな。
で、術後のことを考えると、
健康な人は甲状腺ホルモンがちゃんと働くことによって、「気虚」「腎虚」にならないよう身体が働いてくれますが、
甲状腺をとってしまうと、それが機能できなくなるので、普通の人以上に「気虚」「腎虚」になりやすいことになります。
そのため、そうならないよう養生しないとってなりますね~
ということで、前回の「水毒(水滞)」「お血」
今回の「気滞」「気虚」「腎虚」
それぞれに対する薬膳を考えてみまーす!