現代の子どもの遊びは大丈夫か?(2min)
僕がはじめて書いたnoteは、子どもたちの「ゲーム」という遊びに対する個人的見解だった。
「できるだけゲーム以外の遊びをしてほしい」
そこではそう綴っていたが、その後もたくさんの子どもたちの様子を見たり、保護者さんたちとお話する中で、いまその気持ちはより強まっている。
ある保護者さんと、お家での遊びについて話をしていた。
先生、いまはもう放課後お友だちと集まって一緒に遊ぶことは無いんですよ。
それぞれの家から電話をかけて「今からゲームをしよう」って約束して、ゲーム上でネットで繋がって遊んでます。
そして1日に2時間も3時間も噛り付いて遊ぶそうだ。
ゲームを取り上げると、暴れたり、叫んだり、全く手がつけられなくなるという子も多くいる。
別の子のケースでは、授業中に無意識のうちに、手がコントローラーを持っているように動いてしまい、保護者さんが担任の先生から呼び出されたと聞いた。
果たしてこれが健全な遊びと言えるだろうか?
今年の5月に世界保健機関(WHO)がゲーム依存症を要治療の精神疾患として認定したことからも、これらの自体が世界規模で起こっていることがわかる。
ここで忘れないでほしいことは、子どもがゲームを手にしたことはすべて親の責任だということだ。
いろいろな都合があることはよくわかる。子どもたちにゲームを渡しておけば、何時間もじっとしていてくれる。ゲームをさせておけば手がかからないので、その間に大切な用事を済ませることができる。
しかしもしかするとその判断が、子どもたちの未来を変えてしまうかもしれない。子どもにとっても、そして親にとっても、何がベストなのかよく考えていただきたい。
考えることが好きになれば、算数も国語もぜんぶ好きになる。すべての子どもたちに学ぶ楽しさを感じてもらうべく奮闘中。TRES代表。