【調査データ大公開】コロナによって「インフルエンサー」はどう変わった?
\ LIN by Trenders note 第13弾 /
今回は、コロナ禍に伴う外出自粛要請以降「インフルエンサー」に、どのような変化があったのか について、調査を行いました!
調査概要
・調査対象:トレンダーズインフルエンサー組織 LIN会員 414名
(全国 10~60代 男女)
・調査日:2020年6月10日~6月16日
・調査方法:インターネット調査
インフルエンサーが新たに始めたSNSは「YouTube」
はじめに、コロナ禍に伴う外出自粛要請以降に「新しく始めた・チャレンジしたいと思うようになった」SNSについてを伺うと、12.3%の人が「ある」と回答。実際に始めたSNSはこのようなランキングに。
「Twitter」と「YouTube」が 21.6%で同率1位、
「TikTok」が19.6%と2位で続く結果となりました!
コロナの情報を仕入れたい人が増えたこともあり、よりリアルタイム・かつ信頼度の高い情報が求められるようになったことから、TwitterとYouTubeの使用度が高まったことがわかります。
また、在宅勤務による「おうち時間」が増えたことで、新しくチャレンジしたいと思うようになったSNS がある人も32.6%という結果となっています。
こちらは「YouTube」が 62.2% と、断トツ首位となる結果に。
YouTube・TikTokといった動画メインのSNSの需要が高まっています。
そこで、次に「動画の投稿経験について」調査を行いました!
★POINT★
Instagramメインのインフルエンサーが
新たに始めたいSNSは「YouTube」が6割以上。
動画コンテンツの需要増をインフルエンサーも認識していると捉えられる。
約8割がSNSへの動画投稿経験あり。
ライブ配信経験者は約5人に1人程度。
Q:SNSに動画を投稿したことはありますか?
Q:ライブ配信をしたことはありますか?
実際にYouTube、TikTokなどに「動画を投稿したことがある人」は約8割、
「ライブ配信を行ったことがある人」は約2割という結果になりました。
コロナ禍において初めてライブ配信を始めた人のうち、今後も継続したいと考えている人が8割以上という結果から、自粛期間をきっかけに 動画投稿を始めた人、見始めた人が増加したことで、今後も需要が高まっていくことが考えられるでしょう。
★POINT★
約8割がSNSへの動画投稿経験あり。ライブ配信経験者は約5人に1人程度。
投稿への配慮は約7割が意識アップ。
「過度ではない配慮」のバランスが求められる時代。
ここからは、実際に「投稿」への意識 は、どのような変わってきているかについて見ていきましょう。
Q:現在(6月時点)と新型コロナウイルスの感染拡大前(1月末頃)とを比較して、以下の内容についてどのように感じますか?
ウィズコロナの現代、SNSにUPする投稿にも様々な配慮がされています。
・外食している写真はあげない
・外出が感じられるものは「時差投稿」と明記する
・あえてコロナには触れず、おうち時間を楽しんでいる投稿を心がけている
投稿内容に変化が起きている今、
実際に「反応の良い投稿」とは、どのような投稿なのでしょうか。
フォロワーのリアクションが良いと感じる投稿として、「コロナ」の言葉は出さないが、外出自粛やおうち時間などを意識した文脈の投稿 がフォロワーの共感を呼び、何かしらのリアクションに繋がっていることがわかります。
★POINT★
投稿への配慮は約7割が意識アップ。
フォロワーからも「過度ではない配慮」のバランスが求められています。
PR投稿そのものを避けたいという意向はほぼないが、
内容の「コレクトネス」への配慮は求められている
続いて、PR投稿に関する意識調査を行いました。
Q:現在(6月時点)、受けたくないと感じるPR案件は何ですか?
この結果から、PR案件自体が敬遠されているのではなく、投稿内容の「正しさ」「誠実さ」にやや慎重な姿勢 が見られます。
提示している内容が「ニューノーマル」においてのルールやマナーに即しているかを示すことが、インフルエンサー&依頼側にも求められますね。
★POINT★
PR投稿そのものを避けたいという意向はほぼない。
しかし、投稿でおすすめする内容や商品そのもののスタンスなど
内容の「コレクトネス」への配慮が求められている。
インフルエンサーの心のバランス
最後に、フォロワーからの反応が期待できると感じるPR案件の内容について聞いてみると、ウィズコロナの中で生まれる心理のバランスが、今後の投稿内容にも大きく影響していることが分かりました。
日常が変化する中で、「これまで通り」の場がほしい・コロナ禍関連の情報は見たくない という心理と、状況に無関心でいるのではなく「自分ができることをしたい」という一見相反する、2つの願望的な心理の表われとも言える結果に。
特にコロナ禍では世界中でインフルエンサーが啓蒙活動をしており、フォロワー目線では、インフルエンサーには配慮や責任を期待する側面もあることが考えられます。
★POINT★
「前の普通」を取り戻したい・少しでも感じていたいという心理と
「配慮しつつできることをしたい」という心理のバランスは、
今後の投稿に大きく影響すると考えられる。
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文:青木 詠夢