緋色と夢際とイソシアヌル

後輩のライブを観に行ってきた。

2ヶ月くらい前、「ART-SCHOOLとスーパーカーからの影響強めのバンドやるんで是非来てください。」と連絡をくれていた。

実はスーパーカーは聴かず嫌いで全然知らなかったのだが、この際聴いてみることにしたらまんまとハマってしまった。

ART-SCHOOLは早くライブを観たいくらい好きなバンドなので、この2つを掛け合わせるというコンセプトはかなりニクイと思った。

ライブはとても良かった。演奏も曲も確かに好みな感じで、初聴ながらあの曲とあの曲が良かったとなるくらいヒットした。クリティカルヒットだ。

時に冗長になりがちなシューゲイザー的アプローチを程良く纏めている点やちょっとしたミュートフレーズが面白い運指だったり。

センスが光っているな、と感じた。溢れんばかりのクリエイティビティが普通に羨ましい。

DEMO音源を頂いたので家でもゆっくり聴いてみようと思う。

ちなみに、私は泳げない。

会場は久しぶりに行くライブハウスだった。

喫煙スペースが無くなり、喫煙用のプレハブが外に設置されていて驚く。

外に灰皿を置く措置では近隣住民からのクレームがあるのだろうか。本当に肩身が狭い世の中になったと思う。(禁煙1年8ヶ月目)

会場では久し振りに会うサークルの後輩たちも数名おり、健在ぶりに安心した。

毎年1年に1度開催されていたOBライブ。もちろんバンドをすること自体を楽しんではいたけれど、口実を作ること、そして、その有り難さを改めて感じることが出来た。

それでも環境や他責はしたくないので、明日からまた少しずつ出来ることをやっていこう、と。

会えなくなった友人のことを思うと、健やかに生きていくことが今は1番大切な気はする。

そんな夏の終わり。