見出し画像

瞑想

朝起きたら瞑想をしようと、前日の夜から決めている。朝8時に起きて、ベランダに出る。20分ほど瞑想をして、頭を空っぽにする。その後身支度をして散歩に出る。散歩のルートは毎回決まっている。横浜駅の東口から日産グローバル本社を通り抜ける。そこから桜木町駅の方向に向かって大通りを歩く。途中で、左の道に入り蕎麦屋と中華屋の前を通り過ぎる。すると右手に、横浜美術館とマークイズの間の道が現れる。そこをゆっくり歩くと、秋の風が首の横を通り過ぎてくさくさした気分を払う。朝、瞑想をしてもすぐに悩みや不安は出てくる。そんな時はこの道にかぎる。散歩はある種の瞑想なのだ。考え事が浮かぶが、それを無くそうとする。この繰り返しを歩きながらやる。歩きすぎると、頭に血が行かなくなり、もはや何も考えられなくなる。空っぽの頭のままただ足を動かす。やっていることは禅の修行。
日常には、所々に瞑想が潜んでいる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?