主体的な学びを見守る
ハッピー不登校娘の母の私は「本当の自分に出会える」をテーマにボーカルコーチとして、またコーチングやヒーリングなどの活動しております。
シンガーとしてただ歌うことに憧れていた私が、人の役に立ちたい、みんなをハッピーしたい!と思うようになったのは、学生時代ゴスペルに出会い私自身が音楽や声の力で恋愛やらでグシャグシャだった不安定な心を助けられたからです。
18歳から24歳まで今やアメリカでも評価されるほどのゴスペルシンガーであり素晴らしいシンガーや教育者を輩出されている恩師の池末信先生と出会い、人を愛すること、愛を持って歌うこと、生きることを学びました。今もその学びがいつでも根底にあるから、私は私らしく、人に貢献できている、と確信しております。
そんな池末信率いるThe Soulmaticsが主催するゴスペルワークショップ「横浜国際ゴスペルフェスティバル」が今年も開催されました。
3日間のワークショップで海外でも評価されているトップクラスのシンガーたちの指導のもと曲を覚え、パフォーマンスや、それにまつわる様々な学びを得られます。私の古巣でもありますから、講師陣は同級生や先輩、後輩でもあります。
そしてNYから信さんの親友であり、パートナーのRichard Hartley氏も来日し、彼からも厳しく、愛のある指導を受けることができます。
そして彼らの専属のギタリストが実はウチの主人でもあります。
さてさて、前置きが長くなりましたが、、そんな私の古巣であり、主人の現場でもある、学びあるワークショップに、、なんとこの夏休みにTAMIが受講生として参加したのです!
TAMIはジュニアクラスで9名の子供達と四日間を過ごしました。
3日間で三曲をマスターし、最終日にはステージで披露します。
子供9名だけで歌う曲はCyndi Lauperの"True colors"
そう!英語です!
この曲をカタカナもふらず、事前に音源を聞くこともなく、三日間練習し、四日目にはキャパ1000人の関内ホールで披露するのです。
使うのは耳だけ。
シンガーとして指導者として経験の豊富な先生がホンモノの音楽を教えてくれるのです。
たった三日間だけど、その中で子供達は思いっきり楽しみながら、協力しあったり、支えあったり、励まし合いながら本番に向かって行きます。
TAMIは初日にソロに立候補しました。
帰り道、基本普段口出ししない私ですが、流石に専門分野なので「よし帰って特訓しよう!」と言うと、首を横にふり「これはたみちゃんが一人でやるからママは何も言わないで」と怒られてしまいました。
口出しするなと。。。。
サドベリースクールやアメリカのチャータースクールなど、主体性を大切にしている学校の先生が「口出ししたくてたまらないよ!」と言ってるのを見たことありますが、まさにそんな気持ちです!!w
帰りの電車も彼女はイヤホンで復習を続け、私はお付きの人のように送迎するのみでした。
そして本番、普段着ない真っ白のワンピースを着て、ほんのりメイクもしてもらい、ステージに立ったTAMI。。
歌った後、どうだった?と聞くと、今までに見たことないキラッキラの表情で「めーーーーーーーっちゃ楽しかった!」って。
たった四日間だけれど、彼女なりのやり方で練習を積み重ねたからこそ、得られたこの感動。そしてお客さんが喜んでくれることで得た貢献感。数日前まで知らない子だったお友達と協力だってできた。
おそらく一生忘れない経験になると思います。
そう言えば、私も最初に人前でエレクトーンを演奏したのは一年生だったなあ。。
こうやって書いてると、衣装や、本番の感覚、終わった後の安堵感、いろんなものを思い出すなー。学校は好きじゃなかったから嫌な思い出ばかり蘇るけれど、自分が好きで取り組んでいたことはやっぱり残ってるし、確実にそこから経験が経験へチェーンのように繋がって、そのチェーンは今も繋がっているって感じられる。
TAMIが将来何をするかはわからないけれど、確実に感動という経験はチェーンの一部になるんだろうな。。
そしてやはり、夢中になれること、没頭できることはだれかの指図や教科書がなくても、本人なりに試行錯誤したり、練習や研究を積み重ねることができると言うことを目の当たりにしました。今回は無事成功に終わりましたが、これが失敗であっても素晴らしい学びになったと思います。
学校での行事や皆のやってる習い事でなくとも、これからも本人の意思を尊重して選択させてあげたい、、と心から思える四日間となりました。
↑ギターはパパ。
True Colors...私も大好きな曲でちょうど自分のクワイヤでも練習していましす。
自分らしく生きる道を選ぶTAMIにもぴったりな曲。
ぜひサポートお願いします。 皆さんの気持ちが更に私の勇気になります!