運動会で悟ってしまった。。
5月中旬。
運動会って秋じゃないの??と言うのは古いの!?とにかく、入学してこんなにも早く運動会がありました。
体育の授業では運動会に向けてダンスの練習などを行っていたようで、ダンスや歌が大好きな娘はノリノリで家でも練習していました。
しかしここで一つ大きな違和感が。、。
んまあ、これももう公立に通うなら仕方ないんですが。
『ダンスに使う選曲がねー。』
え?そんな理由?って思いますか?
でもこれは音楽を仕事にしているからこそ気づく点なのかもしれませんが、
そうだな、、例えるなら、、給食にピザ出されてる感じかな。。
それも一ヶ月ほど連続で。。。
そりゃね、子供は喜ぶよ。。メディアでガンガン人気の派手なわかりやすい音楽使ったら。。
でも、、繊細な子供達の五感を育てるにはあまりに雑すぎる。一ヶ月安いピザを給食に出されたらほとんどの親が黙っていないと思います。
ちなみに私はメジャーシンガーのサポートやコーチの仕事もしているのでアンチポップスどころか、ポップス大好きです。派手な音楽だって!かかれば人一倍踊ります。ちなみにピザもかなり好きです。
でもね、一ヶ月ほど毎日練習するわけです。
小さい体で音を感じて、表現していくわけです。
その音楽が身となり血になっていくに違いないわけです。
更に運動場のスピーカーのショボさといったら。。。。
音も割れてるし、選曲はよかったとしても全く楽曲の詳細が聞き取れない。
これはですね、例えるならば、みんなで丹精込めて育てたお米をいざ試食!!!っていう時にやっすい"のりたまふりかけ"をかけて、プラスチックの先割れスプーンと紙皿で食べるみたいなもんです。
そんなものは仕方ないとか、予算がないとか、そんなことは百も承知です。でもこういう小さく見えるような問題が人生にとってとても大きな問題になって行くと思います。じわりじわりと皆の気づかぬうちに。
そんなひどいBGM、、そして超炎天下の下、繰り広げられる運動会。。張り切って楽しんでいる子もいるけれど、暑くて子供も保護者もうだうだ。
しかも一年生の種目ってダンスの他は玉入れ、あとは40m走くらい。
よく考えたら保育園の最後の運動会はもっといろんなことに挑戦してみんな本気で望んでいたなー。竹上りに障害物リレー。。できないことにゼロから挑戦する姿にみんな涙したっけ。。
↓年長で挑戦した竹上り。。一人だけ最後まで成功できなかったけど諦めずに毎日毎日練習して、、、本番では成功して大感動でした!
それもそのはず。。。一学年80名。。。そりゃみんなにいろんな挑戦なんてさせてられない。。。みんながまあまあできるダンス、バテない程度の40m走。。。
そして炎天下の中、先生の様子を見ていると、、、
「そりゃ全員見切れないよね。。。」と思ってしまった。
お腹が痛い、トイレ行きたい、、暑いー、用はないけど先生先生と呼び続ける子、特別支援の子たちだっている。。。
一クラス30名ほどを一気に面倒見れるなんて至難の技、、というか不可能なんだ。。。。と完全に悟ってしまいました。
また、高学年の子供達の仕上がってる感じ。。。もちろんまだまだ子供だし、可愛いんだけど、皆で同じことを同じようにできるようになって行く様になんとも言えない違和感を感じてしまいました。
そしてその日の夜、主人に言ったのです。
「学校探しはこれからかもしれへんわ。。。」
娘だけでなく、私たち夫婦もはっきりとした違和感を感じ、いよいよ行動に移すことになるのでした。