サドベリー5日間体験に行きました
夏休みまであと三週間、、、というタイミングで東京サドベリースクールの体験に五日間行ってきた娘。
ランドセルは入学前に抱いていた期待とは裏腹に重くて、使いにくくて既に嫌がっていたTAMIだけど、サドベリーには毎日リュックにその日の活動で使いたいものをパンパンに詰め込んで、お弁当も持って張り切って出発!
自宅から10分徒歩、電車20分、さらに徒歩15分。。
合計45分。。
小学校は徒歩5分なのでその差は歴然。。
10時から16時まで自分がゆっくりやりたいお絵かきや粘土遊び、そしてお姉ちゃんたちがハマっているテレビゲームに参加させてもらったり、思いっきり鬼ごっこをしたり、、、もちろん「楽しい!!!!」と言ってかえって来る日々でした。
人によってはこの自由な教育がとても辛く感じると聞きます。自分が始めないと何も始まらない。。。暇だ暇だと言って毎日過ごす子もいるとか。。。
だけど娘にとっては待ちに待った自由な日々。。。元気のなかったTAMIが毎日キラキラを取り戻しました。
やりたいことも常にたくさんある子なので時間は足りないほどだったようです。。
さて、、私はと言うと、、五日間を経て、すぐにでも入学させるつもりだった気持ちに少し違和感が生まれました。
なぜなら娘はやりたいことがはっきりあるからです。。。
お絵かきやねんど、工作など何か作り出すこと
自分のペースでやる算数など勉強
歌を歌うこと
音楽を聴くこと
これってわざわざ、50分ほどかけてしかも年間80万円払って、サドベリーに行ってやることか???
例えば今の在校生が過去にいたと言う料理好きの先輩や、芸術好きや、ライブを自分でやっちゃうような子とかがいればTAMIにとって良い環境と言えるかもしれませんが、いまのサドベリーにはどうやらそう言った子供達はいる様子がなく、
むしろ、ゲームだったり、おしゃべりしたり、ボケーっとしたりと言う子が多く、小さなTAMIはきっと周りの空気にスーッと飲まれるのでは?
実際この五日間「楽しかったのはゲーム」何を聞いても「ゲーム」なのです。ゲームを否定する気もなく、言うまでもなくこれからの時代、ゲーム好きが世界を作って行くかもしれません!しかし、みんながやってるからと物珍しさで幼少期から大好きで積み上げてきたものが一気に崩れるのはちょっと違うのでは??と思ったのです。
いや、現サドベリーの子供達がが悪いとか、そう言う事では一切なく、いまはっきりやりたいことがあるTAMIにとって良い影響なのか? わざわざ毎日50分かけて行って、年間80万円払ってその”誘惑という試練”は必要なのか!?
と感じたのです。
そもそも、私たち家族が公立学校ではない他の場所を探し始めた理由に立ち返ると、
「娘には娘らしく育って欲しい、」
そして本人も
「私は小学生になってからは自由じゃない!自由な学校に行きたい!」
だった。。。。
そして彼女の言う自由とは”好きなことをとことん探求できる環境”ということ。
サドベリーの子達は皆とても可愛く、良い子で帰り道や電車でもたくさんのお話をしました。
年齢は高学年から中学生が多く、不登校から解放されていま自問自答している子がほとんどでした。確かに自問自答の中でボケーっと自分の時間を過ごしたり、本を読んだり、ゲームをしたりすることはとても有意義な時間だと思います。これこそサドベリーの魅力だと思います。次から次へとやることが決まっている公立校との大きな違いです!
しかし、TAMIには少し先の話なのかもしれません。
今はやりたいことをやりたい場所でじっくりやればいいじゃないか、、そしてそのために必要な経験に時間やお金を使えばいいのでは??
そんな考えが浮かんできました。
もちろんサドベリーはただ自由なだけでなく、集団生活という小さな社会があり、学校作りに参加して行かなくてはなりません。日々ミーティングを行い自分たちの大切な学校を自ら運営して行くのです。
それは家で一人でできる事でないし、一人ぼっちで家で活動する中では得られる経験ではありません。
しかしそれ以外の彼女のやりたい活動に関しては家でも十分できるなと。。。
もしくは専門的な学びのある場所を探すことの方が良いのは??
サドベリーに行くかどうか、そもそもその検討をするのはもう少し後でいいのかもしれない、、、、
貴重な五日間の体験を経て、、率直な気持ちを綴ってみました。。
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