それでも人生は続く
昔、好きな人と旅行をしていて
今、人生で1番幸せかもしれないと思った時、
『いま、この瞬間に人生が終わればいいのに。』と言ったことがある。
10歳年上だったその人は、『みんなそう思うんだよ。』と静かに私を見て言った。
(人によっては、イタい、または暗いカップルに見えますよね。でも、いたって素直な気持ちで話していたのです。悪しからず。)
それから1、2年後に私たちは別れ
今も、お互いに違う人生を歩み続けている。
当たり前だが、人生は、自分の思うタイミングで終わってくれない。
昔は、その事実を受け入れることが、本当に苦しかった。
さて、昨日の占いは、私的には少し高めの御神籤のようなものであった。
1番、気持ちが高揚したのは、占いをされている
真っ最中であり、その後はゆるやかに平常心へと戻り、今日はすっかり普通モードに。
こういうことから、人は、占いを『気休め』というのだろう。なんなら、私の中のもう1人のわたしもそう思っている。
占いで、良いことを言われたからといって、
人生のコマを進めていくのは、あくまでも私だ。
AIが自動運転してくれるわけではない。
だからこそ、占い師さんに言われて、しっくりきた事は、必ず実行しようと決めた。
だって、それは自分がやりたかった事を、後押ししていただいたのだから。
逆に、ん?と思ったことは、自分の感覚を信じて
決めていこう。
占い師さんは、当たる事で有名な方なのだが、
納得しなければ抗うのもありだと思う。
もし、人の運命が決まっているのなら、
抗ってもいいではないか。
古武術家の甲野善紀先生も確かそう仰っていた。
『人間の運命は完璧に決まっていて、同時に完璧に自由である』と。
じゃあ、なぜ、そう思うなら占いに行ったわけ?
と、改めて、自分に真剣に問う。
もちろん、半分はお遊びである。
でも、もう半分は、ずーっとグズグズしている自分にうんざりしていたからだ。
グズグズした自分と向き合うために、
人の力を借りて、もう一回
一つ一つ考えてみたかった。
もしかすると、
カウンセリングでもよかったのかもしれない。
昨日、占いに行った。
嬉しいことも言ってもらった。
そして、人生はまだまだ続いていく。
だから、今日も明日も生きよう。
ではでは、今日はこの辺で。
今夜は寒いので、あったかくして穏やかな優しい夜をお過ごしください♪