見出し画像

『⚪︎瞬発力』

それは、満員電車に乗っている時だった。
いつものように、電車の中でボーッとしていると
急ブレーキがかかり、体のバランスがフワッと崩れた。

そして、そのまま横に体が倒れそうになったその時。
隣に立っていた中年のサラリーマンが、私の身体を両手で支えてくれた。大丈夫ですか、とも声もかけてくれたような気がする。
そのあたりは記憶が曖昧。

わたしは、もちろん、すぐにお礼を伝えたが、サラリーマンはニコッと笑うと、すぐ何事もなかったかのように自分の世界へと戻っていった。

な、な、な、なんと。(感動した時に漏れてしまう私のことば)

きっと、いい旦那さん、またはお父さんなんだろうなあ、なんて頭の中で呟いた記憶がある。

そして、時は流れ、つい最近のこと。
イレギュラー業務で休日出勤した日。
出勤者は、事前に、お昼の弁当を担当者に注文していたのだが、みんなより少し遅れて、お昼休憩に入った私が、弁当が置かれているというテーブルを見ると、私の注文したお弁当がない。。。

思わず、『あ、私のお弁当がないです!』と声を出してしまったその時。

同じフロアにいた男性のうちの1人が、咄嗟に、カップラーメンを差し出し、『これ食べますか?』と言ってくれた。

な、な、な、なんと!

わたしは、この男性の咄嗟に出た親切な行動に、またもや、少し感動。ややウルッ。

そして、優しい旦那さん、お父さんなんだろうなぁ、と再び思った。       

優しさの形って、人によってみんな異なるから、安易に測れるものではない。

でも、周りをいつも見ていて、あ、ヘルプが必要かも、と気づいた時に、瞬間的に行動できる人は、やはり優しくて素敵だなと思う。
大袈裟かもしれないけれど、日頃から自分や周りに対して愛がある人なのでは、などとも思う。

私の友達にも何人かそういう人がいて、みんな日頃から、どこかキラキラしている。

こういう、咄嗟に人を助けられる力をなんて言うのだろう。。。
『愛(あい)瞬発力』とでも命名しようかしら。
この力は何歳からでも鍛えられそうですね!

でも、『愛瞬発力』かぁ。。。
うーん、どうもしっくり来ないな。
みうらじゅんさんみたいなネーミングセンスが、私にもあったらいいのに。
もう少し考えたいと思います。。

ではでは、今週ももう少しで折り返し地点。
今日も素敵な1日をお過ごしください♪

いいなと思ったら応援しよう!