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商品企画に重要な4つのポイント

メーカーデザイナーの太田隆です。
今回は、商品企画に重要な4つのポイントについてお伝えします。

商品の企画方法は業種や商材によって
全く違うのでは!?
と言われる方もいますが、

いえいえ!!そんなことはないのです。

商品を作り、販売して成功するという一連の流れには【共通する】大事なポイントが存在します。

それは

1:需要
2:コスト・利益
3:保証期間
4:独自技術の有無

です。

この4点をおさえておけば、
商品販売の成功率が高まります。


それぞれ解説していきましょう。


1:需要
その商品は、どの程度の人が、どの位の量を必要とするのか?
A商品:1,000円の商品だけど10000人が購入する。
B商品:10,000円の商品だけど1000人しか購入しない。
→どちらも売上は同じです。
企業認知度(ブランド)を作る点ではAのほうが、
商品が市場に出回る数が多いことから、
消費者の目にとまる機会も増えるので有効です。
しかし2のコスト・利益を十分に考慮する必要があります。

2:コスト・利益
A商品:1,000円の商品だけど10000人が購入する。利益は300万円。
B商品:10,000円の商品だけど1000人しか購入しない。利益は300万円。
→Bがメーカーにとって良い商品です。

なぜならAのように生産数が多くなるほど、
原材料の仕入数、在庫負担、作業量、
広告・営業費、保守、不良対応
といった負担が大きくなるからです。


3:保証期間
どの位の期間使用できる商品にするのか?
1年?5年?永久?
→商品種別や価格によりますが、最低でも保証期間は1年を目安にしましょう。

長期間、正常に使用できる商品はメーカー信用につながり、
消費者にとって嬉しいことですが、保証年数が長すぎると、

・常に早いスピードの新規顧客の開拓が必要になる。
・モノである以上自然劣化する。
・メンテナンスが必要になる。修理パーツ等の在庫保有負担が増える。
・不具合時のリスク、保証を負うリスクが高くなります。

という状態になるわけです。

良い品質の商品を作り、
メーカーサポートが無くても、
メーカーが定めた保証期間内は
正常に使用できる商品を作ることが大事なポイントです。


4:独自技術の有無
既に他社で販売している同等製品や、
仕入商品はお勧めできません。

かといって、全く新しい技術や
革新的な商品である必要はないのです!

多くの方は、既に売れている同等製品や、仕入商品に手を出しがちです。

手軽に早く売上に直結するので、気持ちは分かります。
しかし、すぐに販路制限や価格勝負になってしまい、
長続きしないうえ在庫リスクも高く、
自分達では解決できない問題に直面します。

大事な事は、
自分達が得意とする技術や他社が真似出来ないノウハウが1つでも入っているか?

もしくは、他社が参入できない仕入や
販売ルートを持っているか?です。

自社の特許を組み入れた商品であればなおさら良いです。

このプラス1が備わった商品こそが、
競合に負けず長期販売できる
メーカーにとって理想的な商品となるのです。


ではまとめです。

消費者に求められている商品で需要と価格のバランスが大事。
利益が同じなら小ロットから生産できるものがおすすめ。
自ら定めた保証期間内は、メーカーサポートが無く正常に使用できる
品質の商品をつくる。
他社にない自社の強みを活かした商品がよい。


これからもメーカー、卸売、せどりを卒業したい方向けにnoteを書いてまいりますので、役に立つと思ったらフォローをお願いいたします。


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