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「いざ上陸 チャリ旅出発の国 ナミビア」アフリカ大陸縦断の旅〜ナミビア編①〜
2018年9月16日、グラマラスに挟まれたバスの車内で何とか、定位置を確保した私。肌が触れることもありながら、心を無にして数時間後、国境に辿り着きました。荷物を置き去りにされていたり、国境で働く職員がYouTubeを見ていたり、バスの乗り換えがあったりと、いくつかの問題に巻き込まれながらも、私たちはザンビアを出国し、ナミビアに入国。そして、乗り換えた新しいバスに乗車し、グラマラスを回避できた私は
もっとみる「チャリ旅直前 ラストランチ」アフリカ大陸縦断の旅〜ナミビア編②〜
2018年9月17日朝8時頃、ナミビアはウィントフックに到着、と同時にまるでアフリカ感のない景観に驚愕する私たち。Y氏とS氏が宿泊予定の宿に移動する際にも、目に写る全てがもはやヨーロッパ。異文化を感じながらも、この日は私とぴょんすによるチャリ旅の幕開け。早速、有名な自転車屋に行きましたが、どれもこれも非常にお高い値段。そんな中、お手頃価格のマウンテンバイクを発見したものの、一台しかないとのこと。
もっとみる「チャリ旅の開幕〜目指せケープタウン〜」アフリカ大陸縦断の旅〜ナミビア編③〜
2018年9月17日お昼前、2店舗目で自転車を物色していた私たちでしたが、そこには店主も言う通りのオンボロしかなく、結局1店舗目のサイモスに戻ることになりました。しかし、幸運にも1台しかなかったと思われた、私たちが目星をつけていた自転車と全く同じものが未修理の状態であるとのことで、すぐさま購入。さらに午後2時の修理終了までの間、スーパーに寄ってチャリ旅に向けた必需品を購入。そして、アフリカにて4
もっとみる「感謝と罪悪感のジレンマが他者の道具化を促す」アフリカ大陸縦断の旅〜ナミビア編⑥〜
2018年9月17日夕暮前、1度奥さんを家まで送り届け、わざわざ私たちの他ためだけに戻ってきてくれた彼に深々とお礼をし、車に乗り込んだ私たち。彼の奥さんからの手土産を頬張り、車は1時間ほど荒野を走り抜けました。相して、とある小さな村に到着。安全かつ人に頼れる場所を選んでくれた彼に再びお礼を伝え、私たちは夕陽が沈むギリギリまでヒッチハイクを継続することに。そして1台のトラックが私たちの先に停車した
もっとみる「葛藤の永続性」アフリカ大陸縦断の旅〜ナミビア編⑦〜
2018年9月17日、一度戻って来てくれた彼の車に1時間ほど乗車した後、すぐにトラックに乗せてもらえることになった私たちは、猛スピードゆえの大風に煽られながらも、寝袋を被り寝心地の悪い荷台で目を瞑っていました。
そして、このヒッチハイクにおける感情の振動と向き合った私は、人間の醜さと美しさを想い、真上に広がった星空を眺めていたのでした。
「寝れてる?」
「んな訳ないやん。後4時間この状態は
「終わりのヒッチハイクと始まりのチャリ旅」アフリカ大陸縦断の旅〜ナミビア編⑧〜
2018年9月17日、トラックは小さな街に停車。用を足すために降車しようとする私たちの前で、運転手と路上で手を挙げていた男性2人が話し合っていました。そして金銭のやり取りがあった後、男性2人は助手席に乗り込んだのでした。荒野だらけの街を繋ぐ移動手段として、日常の1部にヒッチハイクがあることを知った私たち。ケートマンスフープに到着した際の高額請求に怯えながらも、乗車続行を決めたのでした。
相変
「荒野に広がる満天の星空」アフリカ大陸縦断の旅〜ナミビア編⑨〜
2018年9月18日、トラックの荷台で眠気がピークに達してきた頃、ケートマンスフープに到着。運転手にいくら支払うべきかと戸惑いながらも、先手必勝ということで1人200円分のナミビアドルを渡し、何とか現金の流出を防いだ私たちは、とある灯りのついたレストランの外で荷物の整理を行っていたのでした。
「サンダルほんまにミスったわ。何で靴捨てたんやろ。」
「寒さから体力奪われていくからな。てか、そんなこ
「大自然に打たれた布石」アフリカ大陸縦断の旅〜ナミビア編➉〜
2018年9月18日午前1時頃、とある閉まったレストランの前でチャリ旅に向けた最終確認をしていた私たちでしたが、その姿に気が付いてくれたお店の女性2人のご好意により、室内で暖かさを感じながら少し仮眠をとることに成功。そして、とてつもなく寒い夜の荒野へと繰り出し、チャリ旅開幕。しばらく夢中で漕いでいた私たちの頭上には、一生忘れることのない満天の星空が広がっていました。
あれほど感動を覚えた星空