まぁこんなもの
卑屈を引きずる感覚、
何度繰り返しても、
まるで原点から動かないような
自分の位置。
エゴに任せて
言葉を紡ぐけれど、
それは「好きな時に」でもなく
「何かの合間に」でもなく、
もはやただの習慣に過ぎない。
とりあえず開いて、
書くか、
そんな具合で手を動かす。
だけど、
何度も何度も
「自分がやりたいから」って
それだけで満たされるほど
人間は素直でも、純粋でもないらしい。
ふと欲が湧く。
形が欲しい。
どんな形でもいいから。
その欲望は
怨霊のように
醜く歪んで、
嫉妬に転じ、
心の奥底を染めていく。
けれど、その嫉妬心さえも
エネルギーになるなら
醜くても、歪んでも
それでいいじゃないかと思う。
いつか何もかもが枯れ、
すべてが止まってしまう時が来たら、
その時は――
とりあえず何かを探しに行こうか。
立ち止まる暇なんて、
結局、どこにもないのだから。