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自己肯定感がどうやったら上がるか?低くていいよ。

 自己肯定感が低い人は自分の事が好きじゃない。

 自分を粗末に扱うから、自分は二の次にしてしまう。

 確かにそれはそうだ。「自分なんて」と思って生きているから部屋だって汚いし服だって何年前のボロを着ているのかわからない。食べる物も酷く粗末だ。

 自分を大切な人の様に扱う。

 好きな友達、尊敬する著名人。そういった大切な人と、自分を同じ扱いにしてあげる。

 確かに自己肯定感は上がるだろう。

 日常の所作から変えていけば確かに良いだろう。

 しかし、それが面倒臭いんだ。

 自分しか見てないのにこまめに掃除する?寝巻きを新調する?1人飯こだわる?

 しないだろう。

 面倒臭い。

 それと、この「自己肯定感の高め方」をしてしまった時に怖い事がある。

 「他人にも同じ扱いを求めてしまいそう」だ。

 自分が自分を丁重に扱う。しかし周りの人にぞんざいに扱われたらどうだろうか?

 腹立たしくならないか?

 日頃からパジャマを着て、部屋の掃除もこまめに、観葉植物なんて飾って、食事にも気を遣って?

 それで他人に部屋を汚されたら?例えば遊びに来た友達がゴミを置いて行ったら?

 例えば一緒に食事に行くところがファーストフード店だったら?

 自分で自分を目上の人間にしてしまうのでは?

 他人を見下し始めるのでは?

 そんな事はないかも知れない。

 しかし、劣等感の塊だった人間が急に自己肯定感を上げたら。

 用は「丁寧な生活」を心掛けるって事だろう。

 それには金も時間もかかる。心の余裕も必要だし継続する根気もいる。

 できるなら最初からやってる。

 疲れるからやらないんだ。

 自己肯定感が低い方がダラッと生きられるんだよ。

 いいじゃないか。

 自己肯定感なんて低くても。

 そういう一種の「諦め」みたいな物で自分を認めるのも自己肯定なんじゃなかろうか。

 自己肯定感の高い人しかいない空間は、息が詰まりそうだ。

 糸のほつれたバンTで寝たっていいじゃない。

 コンビニ弁当やジャンクフードは身体に悪いけどたまにはいいじゃない。

 部屋が汚くてもいいじゃな、いやそれはダメだ。掃除はしろ。

 自己肯定感を高めたいと思っている人達は高めればいいさ。

 ただ、自己否定も悪くないよ。

 然様然らば是にて御免。

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