【随時更新予定】翻訳者がよくつかう言葉をまとめてみた
手持ち
受注済みかつ未納品になっている案件がある状態のこと。手持ちが切れ目なくあると、いわゆる「売れている」という状態。手持ちがないことは必ずしも悪いことではなく、息抜き期間として好転的に解釈することも可能。
夜翻
夜に翻訳すること。要するに夜通し作業して朝の納品に間に合わせること。たいていの場合、翻訳会社の始業時間(9:00や10:00)に納期設定されているので、スケジュールが切羽詰まると夜翻からの翌朝納品になる。
特急、特急依頼
お急ぎ案件のこと。先方が何かしらの都合で切羽詰まってて、極めて厳しい納期でなんとかしない場合に特急依頼が発生する。売り手側がめちゃくちゃ有利な状況なので、通常の5割増しくらいの単価を要求しても通る可能性が高い。もちろん特急依頼が来ても断ることは可能。
リンギスト
リンギスト(linguist)はそのまま和訳すると言語学者のことだが、この業界ではそのようなかたい意味ではなく、「言語的ニーズにいろいろと対応できる人材」のことを指す。マルチリンガルとはまた別。国内外問わずリンギストというワードが使われていて、translatorとしての役割以外もいろいろと担いますよ、みたいな意図で使われる。
ツール
ツールは何がありますか?という質問のされ方が多い。たいていの場合、CAT(Computer Assisted Translation)ツールのことを指すが、まれにもっと汎用的なツール(Officeとか)のことを指している場合もある。
コンテキスト
翻訳者が求めてやまないもの。原稿をもらって中身を確認して、「コンテキストよこせ」とつっこんだことがない翻訳者はいないはず。わかる範囲でやってほしい、というレスポンスをもらうと、たいていの翻訳者は憤慨する。
干される
翻訳会社からの打診が暗示的になくなること。たいていの場合、翻訳者側の被害妄想。
ペア
言語ペアのこと。英日ならen-jpと表記する。多言語を大量に扱うMLVは、これを参照して仕事をアサインしている(と思う)。
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