311を忘れない

浜辺から海へと続く足跡の影

弱まる灯火を守るように手

氷砂糖から拾われてゆく乾パン

砂時計の静かなガラスにそっと触れる

セロリがやけに苦い今日だ

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　約一ヶ月前に福島県沖で発生した大地震。

　東日本大震災を思い起こさせるその揺れを感じながら、記憶や教訓を発信し続けることの大切さを改めて感じました。

　記憶のかけらで良い。自分なりの表現方法で良い。永続的に、記憶のかけらを伝えていこうと決めました。

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　今回の自由律俳句は、過去に発表済の自句から五句を選出しました。

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#東日本大震災から10年
#あの日から10年 #311を忘れない
#自由律俳句