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合理的に考えて直感的に選択する
初めて行った図書館には2万冊の本が書棚にジャンル毎、本の大きさごとに、綺麗に並べられていた。
滞在時間は2時間と決めていて、2万冊の本の中からどのジャンルのどの本を選ぼうか、本の前で立ち止まっては悩みを繰り返して、ぐるぐると2周程館内を歩き回った。
2時間という時間の中で、小説や専門書を読むには2時間は少なすぎる
雑誌なんかだと安価で自分で買えたりするから、図書館に来てまで読みたいとも思わないし、自分では買えないような、普段買わないような読まないようなジャンルの本を読むことを歩きながら考えた。
2万冊がこれで結構絞られて、ジャンルは美術やアート、写真などの画集で高価そうな、大きい迫力のありそうな本にしようと定める。
選択したのは、日本の風景を写真に撮りその写真を本にしたもの、著者を変えて2冊。
ふと、本を読み終わって考えた。
2万冊もある本の中から自分はどうやってこの二冊を選択したのか。
時間・場所・普段読めない本など、複数ある情報を整理して合理的に何が一番いい選択なのかを考えた後に、候補が複数上がって来た。
どれを選ぼうか、悩んでいる時間も勿体無いなぁとも思っていて、最終的には自分の直感で2冊を選抜した。
表紙の絵や文字、雰囲気や大きさ、なんとなくこれがいいと判断した。
本を選ぶこの時間が、なんか普段の生活というか人生そのものだなと感じた。
学校、就職、結婚、人生のいろんな場面は選択の連続で、正しい選択があるんじゃないかってずっと思っていた。
正しい選択かどうかなんて、誰もわからないし、正しい選択なんかないと思う。
後悔しない選択をするために、毎日行動して積み重ねていくだけ、ただそれだけ。
選択肢は無数にあって、どの選択肢を選ぶのか、決めるのは自分。
基準は人それぞれで、後悔しないようにすればいい。
ふと、漫画『宇宙兄弟』のあるセリフを思い出した。
シャロン博士が、宇宙飛行士選抜試験で推薦する2人をどうやって選べばいいのか、六太が悩んでいる時に行った言葉がまさに後悔しない選択だと思った。
「迷った時はね、”どっちが正しいか”
なんて考えちゃダメよ 日が暮れちゃうわ
頭で考えなきゃいいのよ 答えはもっと下
あなたのことならあなたの胸が知ってるもんよ
”どっちが楽しいか”で決めなさい」
宇宙兄弟、もっかい読み直そ。