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結論:マインドフルネス瞑想のゴールは瞑想ではない

8週間のMBCTのブラウン大学のオンラインコースが本日終了しました。

たくさんの気づきを与えてくれたブラウン大学のPatti先生にはこころから感謝しています。こんなにも運営機関や講師によって授業内容や学びが異なるのかと、正直驚いています。

その後、コース中盤に差し掛かったところで、"イベントカレンダーの記録"という宿題をもらい、それが私にとっては思いもよらない大きな気づきとなりました。

1. イベントカレンダー

まず初めに“嬉しい出来事カレンダー“の記録を1週間つける宿題が出ました。やり方は簡単、“嬉しかった出来事“に対して、自分が感じた思いやその時の身体の感覚について記録していきます。

具体的には下記の通り。これにより大きな気づきが、、、良い感情を経験すると私の場合、次に向けてのモチベーションに繋がり、知らないうちに頭の中で目標までも設定している思考があることがわかりました。まるで猿🐒、、、( ;  ; )

良い出来事を体験しているときの特徴は、深い呼吸が維持でき、身体は緊張のない状態を維持できることも発見。

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そして、翌週は正反対の“悲しい出来事カレンダー“の1週間の記録。実はMBCTではこちらの記録がメイン。これにより自分の不安やネガティブな感情の癖や傾向を掴むのが目的。どんな状況で自分は不安を感じやすいのか、それに対しての身体の感覚がどうだったのかを探っていきます。

この頃、私のプライベートでは、ちょうど子供の塾通いをスタートさせたタイミングでしたので、出来事は子供のお勉強関連のことが多かったのですが、実はこの記録により、それ以外はとりたてて特別な嫌になる出来事がないのにもかかわらず、不安やネガティブな感情が生まれている瞬間がそこそこあることに気づきました。これは本当に大きな気づき。

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2. 身体の状態が負の感情を作り出していた

特別に“悲しい出来事“がないのにも関わらず、不安やネガティブな感情が生まれる=身体の状態、つまり疲労の蓄積や天候・湿度・気圧や気温の変化、ホルモンバランスなど身体の状態が心に影響を与え、負の感情を生みやすくしていた、という気づき。

お恥ずかしい、誰のせいでもなく、完全に自らが生み出していた負の感情。そして、そういった脳の思考って習慣化してしまうんですよね(-。-;

負の感情が湧き出た時の私の行動傾向としては、その負の感情を払拭したいがために、やたら新しいことを始めようとする。気づかないうちに、良い体験からポジティブな感情を創出させようとしていたんですよね、きっと。

イベントカレンダーでわたしの感情、思考と行動が繋がり、癖や習慣がわかってきました。

3. やっぱりココロと身体は繋がっていた!

私の場合、元来じっとしている方がストレスを感じやすく、動きや変化のある状態の方が気持ちは前向きでいられることはわかっていたのですが、その性格が感情や行動とこんなにも大きくリンクしているとは思ってもみませんでした。私は、動きがあった方が前に進んでいるような感覚を持ちやすいため、不安な感情に占領され始めると、とにかく新しいことを始めて変化がを起こそうとしてしまう傾向が強まるようです。

しかも、不安な感情が特定の出来事からではなく、自分の身体の状態から沸き起こり、それに起因する行動が多いことには全く自覚がありませんでした。

自分はしっかり感情コントロールできている方だと思っていましたが、イベントカレンダーで私の内側で起きていることを体系だって整理すると、とてもじゃないけどコントロールできている人間、とは言えません。

今までは外に感情を出すことはあまりないタイプだったので、感情のアンコントロールな状態が表立って目立たなかっただけ。

だから、内面の探究によるこの自分の行動癖がわかったのは、かなり目から鱗でした。

いやいや、これはかなりの大きな気付き。

やっぱり、ココロと身体は繋がっているとも再認識した瞬間でした!

4. ゴールは負の感情のEarly morning signに気づくこと

そして、その時の対処方法としては、この負の感情が出てきた兆候(Early morning sign)に気づけるように、瞑想により身体の感覚(Body Sensation)を鋭敏にしておくこと。

そのための筋トレのようなツールが、まさにマインドフルネス瞑想、ということ。

なので、何もストレスを抱えながら無理して30分の瞑想時間を確保しなくても、日々の生活を通して自分のライフスタイルにあった方法を取り入れれば良い訳です。

今ではすっかり広まったさまざまな方法(マインドフルイーティングやマインドフルウォーキング)を通して、負の感情が沸き起こるタイミング(Early morning sign)にいち早く気づけること。

瞑想時間も短いパターンから長めのパターンまでさまざま。マインドフルイーティングやマインドフルウォーキングなど、座るだけではない方法まで瞑想のあり方も幅広めになってきました。

日々実践しながらも、じつはできているかできていないか、イマイチよくわからないモヤモヤした状態が続いていたのですが、瞑想の目的が自分の癖の兆候に気づくために身体感覚(Body sensation)を敏感にしておくことであれば、、、とってもクリアで瞑想の意義が見出せるようになりました。

その後、わたしは3分間の瞑想を毎日細切れに取り入れるようにしています。わたしが負の感情スパイラルに入るとき、身体感覚(Body sensation)としては首の緊張が見られるので、その感情にいかに早く気付けるか、が今のわたしの最優先課題!

MBCTクラスではとっても気の良い参加メンバーにも恵まれ、最終日には感極まり泣き出すメンバーも!外国人は感情豊かでその表現もストレートでいいな、と国際色豊かな文化にも感銘も受けました。

そして、何より素敵なチームを作ってくれたPatti先生には心から感謝♡

コンセプト“心とカラダの繋がりの大切さ"をモットーにしていたのに、それがマインドフルネス瞑想ときちんとリンクできていなかった自分につくづく反省。

改めて瞑想を継続し、この学びをリンパ講義でも引き続きお伝えしていきたいと思っています。


※そして、PRさせて頂いておりました「セルフリンパケア3級講座」、前回は満枠でしたが、次は7/10(土)の午後、都内開催を予定しており、お申し込み期限も近づいていますからご興味ある方はぜひにです。

「ココロと身体の繋がり」について、わかりやすい解剖生理学の解説で皆さんと楽しく学ばせて頂ければと思います。よろしくお願いします!

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瞑想 │ MBSR講師 マインドフルネス/三枝 英里
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