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【レポート】つどえるサロン#01 大山壮郎さん/2024TAKE!

2024年度も、東海村場づくりスクール「TAKE!」がスタート!

ゲストから話を聞く「つどえるサロン」と、アクションを共有し合う「つながるトーク」を開催していきます。

今回はつどえるサロンの第一弾!
大洗町の老舗漬物店・吉田屋の八代目 代表取締役の大山壮郎さんをゲストにお迎えし、事業を進めながら地域と関わるご自身の経験をお話しいただきました。




ゲスト:大山 壮郎(おおやま・もりお)さん

茨城・大洗町出身。天保元年に創業の老舗・吉田屋の八代目。代表取締役。主に、梅干しの製造、販売を行っている。
最近では、茨城県初の梅ブランド【常陸乃梅プロジェクト】、日本初の梅専門カフェ【ume cafe WAON】、梅しごと体験パーク【Ume Sonare oarai】をスタートし、梅の新たな可能性を提案。
大洗観光協会 事業戦略チームリーダー、サッカーチーム FCヴェレン大洗の代表としても活動。



吉田屋の目指す姿

ビジョン:
  世界中の健康志向の人々とともに、
  UMEBOSHIのある世界を次の200年で作っていく。

今年で創業194年を迎える吉田屋の現在の中心商品は、梅干しが9割ほど。

梅をメインとして『梅イノベーション』を起こして盛り上げていきたいという大山さんの思いがあります。

梅イノベーションのイメージ図



地域ブランド:常陸乃梅プロジェクト

茨城県で加工されている梅干しは、ほとんどが茨城県産の梅を使用していないということに気づいた大山さん。

震災当時は風評被害も多く、茨城の梅干しのPRにどの事業者も苦戦していた現状を変えるべく、茨城県初の梅ブランドを作るプロジェクトをスタートしました。

常陸乃梅ブランド商品はオンラインで購入できます!



カフェ:ume cafe WAON

全国初の梅カフェ。2014年にオープンしました。
梅の楽しみ方を作り出し提案する場所にしていきたいと大山さんは語ります。

さまざまな勉強会に行き知見を重ねる中で、「カフェは、食事を提供する場所ではなく、人と食材、人と人が出会う場所である」という話を聞いた大山さんは、大きな衝撃を受けました。
『自分がやりたいのはこれだ!』と思い立ち、梅カフェ構想を作り始めたそう。

梅と地域食材、梅と人が良い音(=和音)を奏でる場所にしたいという思いから、「WAON」と名付けました。



体験:Ume Sonare oarai

様々な梅体験をすることで「人と梅がつながる場所」を提供したいとの思いで、2023年にオープン。

梅の生産時期から梅の漬け方まで、より近い距離で梅について知ってもらう機会を作っています。

ここでは梅シロップや梅酒を作る体験ができ、吉田屋による観光事業の初めての試みとなっています。



大洗観光協会として地域を盛り上げる

|砂浜図書館

コロナ禍で海水浴場が閉鎖されてしまった時期に、どうにかビーチを盛り上げたいという思いで始めたイベント。

普段の夏の海辺とは異なり、日焼けをしないでビーチを楽しみたい人をターゲットにした「静」のイベントで、約2,000冊の本を砂浜で楽しめる図書館を開きました。

楽しんでもらうためにも情報を拡散してもらうためにも外観をおしゃれにすることにこだわり、若者やカップルに人気です。



|うみまち照らす

コンセプトは「大洗の一隅を照らす」
普段光が当たっていないスポットでイベントを行うことで、大洗観光の新たな可能性を感じてもらうことを目指しています。

大洗磯前神社や磯浜古墳群などでライトアップを行いました。


町と民間企業が一体となることで新たなイノベーションを

「行政が思う観光の形と、地域の事業者が目指す形って、必ずしも同じではない場合があるんですよね。」

観光協会として行政と関わる大山さんの経験談を聞いて、お互いのことを知り、地域を盛り上げるという同じゴールに向かって力を合わせていこうとする、その姿勢がとても大切だと感じました。

地域づくりは関係性づくり、人づくりだということを痛感した機会でもありました。


サッカーチーム代表としてチームを盛り上げる

約250人が所属するチーム・FCヴェレン大洗の代表でもある大山さん。

このチームは『人材循環』をメインコンセプトにしていて、人がサッカーを通じて地域に戻ってきたり、地域に出て行ったりするような動きを作り出すことを目指しています。

ジュニアからシニアまで、幅広い年齢の方がサッカーをプレーできる環境を整えています。



実りのある時間をありがとうございました!

自社事業の梅干し作りからカフェ事業、体験事業、そして町の観光協会、サッカーチーム代表まで、さまざまな顔をもつ大山さんに、たくさんの経験をシェアいただきました。

多くの人と関わり、事業を進めていくに当たって、とにかく話を聞くことを大切にされているとのこと。

吉田屋の従業員の皆さんにも日頃から意見を聞きながら日々の営業を行なわれているそうで、そういった1人ひとりの当事者意識が、挑戦を形にする強い原動力になっていると感じました。

大山さんのお話しされている姿を見て、そのチャレンジの数々を楽しんでいらっしゃるのが伝わってきました。地域に関わり仕事をするものとして、大きな刺激を受けました。

学びの多い時間をありがとうございました!

参加者の皆さんと記念写真!



今回会場として使わせていただいたLien
素敵な空間をありがとうございました



次回のつどえるサロンは…

次回は10月4日(金)。
ゲストにお迎えするのは、【合同会社LOCUS BRiDGE CMOの荒井 菜彩季さん】です。

埼玉県北本市の職員として勤務された経験をもとに、自治体の伴走支援に取り組まれています。
公務員時代から現在も携わる「住民と一緒に進める、住民がオススメしたくなるまちになるシティプロモーション」をテーマにお話しいただきます!

東海村のシティプロモーションをどんなものにしていくかのヒントを得られる時間です。

皆さんのご参加をお待ちしております!

⇩参加申し込みはこちらのサイトから⇩





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