【育児哲学#10】自分のおこないについて他人を手本にしてはならない。
◆ドイツの哲学者 ショーペンハウアー『幸福について-人生論』
他人はあてになるようで、あてにならない。
なぜなら、境遇、環境、事情が同じという状況はない上に、個々の性格にも違いがあるからだ。
それでも他人を手本にするのであれば、他人をよく観察し、自分の性格と照合した上で、これなら自分に合うだろうと、ぴったりの方法を考えてみることである。
違う2人が同じことをして、まったく同じ結果になるということはない。
独創性を貫くべし。
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育児の方法もいろいろ。
こどもの性格もさまざま。
困ったときにスマホで調べようとしても、ネットの情報は古い情報、新しい情報、虚偽の情報もあったりします。
その様な情報を見極めることは大変。時間もかかります。
より正確な情報を集めるには?
できることなら、同じ年齢・性別・地域のこどもの情報を参考にしましょう。保育園・幼稚園などのパパ友・ママ友が理想ですが、難しい場合はネットでなるべく境遇、環境、事情のどれかが似ている情報を収集します。
その情報をもとに、育児の困りごとなど、ある程度対応できると思います。
ただし、根本的には解決できません。
自分のこどもは唯一無二の存在です。
参考にしつつも、こどもをよく観察し、その子にあった対応を模索してください。
環境がいっしょのきょうだいでも、性格や年上・年下などの事情が違ってきます。
こどもはそれぞれ独創的なので、最終的な判断は情報を鵜呑みにせず、その子にベストだと思うやり方で、対応してみてください。
他のお友達と違っても問題ありません。
恐れることはありません。
自分のこどものいちばんを常に考え、ときには変更してみたり、試行錯誤しながら、その子の成長を促してあげましょう。
こちらの書籍を参考にしています。
育児もそれぞれ独創的ですが、親も独創的なのです。
「パパだから」「ママだから」といったことは必要ありません。
家族のあり方もさまざま。
独創的な家族のスタイルを見つけるのも、楽しいかもしれませんね。