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【育児哲学#11】好奇心は知の欲求である。
◆イギリスの哲学者・政治思想家 ホッブズ『リヴァイアサン1』引用
「なぜこうなったのだろう?」
「これはどうしたことか?」
わざわざ原因を追求したくなる欲求は、人間特有のものである。
動物は、肉体的な快楽は求めても、このような「原因追求の欲求」に駆り立てられることはない。あえて物事の原因を知ろうとする欲求は、肉体的な快楽と違って、私たちに持続的な快楽をもたらしてくれる。
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子供も好奇心旺盛です。
ウチの3歳児は、すぐに親のマネをしたくなるし、親同士の話に興味津々で割り込んでくるし。知らない言葉を面白がって連呼する。
You Tubeを見ては楽しそうな知らないアニメを次から次へ切り替えて見ていくし、知らない動物や魚や恐竜を見つけては次から次へ聞いてくる。
親として、すべてに答えていると自分の時間もなくなるし、家事も進まない。好奇心モンスターの相手はストレスがかなり蓄積されます。
興味ありそうに聞いてきたわりには、そっけない態度で違うことに興味がいってしまうこともあり、親としては「キィィィ!」って叫びたくなることも多いでしょうw
これはもう、あきらめましょう(ざっくり)
・・・というより、好奇心には勝てません。
「好奇心」は人間特有の「欲求」なのです。
知的好奇心が、知ることをおさえられないのです。そして欲求なので、いつでも知りたいことがあると聞いてしまうのです。
むしろ、親としてはどんどん教えてあげましょう。子どもの興味は尽きることが無いかもしれませんが、何に対して、どこに対して、どういった現象に対して、子どもがものすごく・・・大げさにいうと「人生をかけて追求する対象」に出会えるかわかりません。
子供の成長と思っていつも接することができれば問題ありませんが、どうしてもストレスを感じるときもあるでしょう。
その際は、がっつりGoogleやアプリなどを使って対応しましょう。調べる時間が短縮することも大事です。なんなら、子供用の端末をあたえて、自分で調べられるようにするのもありかと思います。
もちろん、絵本や図鑑でも良いかと。図書館でこどもに選ばせやり、親が選んだりしながら、興味の持ちそうな資料をそろえます。
子どもにもよるかと思いますが、けっこう覚えているもので、同じ恐竜を博物館でみつけたときは「絵本に載ってた!」とか「アニメでみた!」とか、目をキラキラしながらお話してくれます。
好奇心にもとづいたインプットとアウトプット。
大人でも仕事にいかせる大事な考え方です。
子どもも親も視野を広めて、いろんなモノや景色や出来事を体験できれば、素敵な親子関係とともに、子どもの「考える力」が養われることでしょう。
こちらの書籍を参考にしています。
僕も漫画から興味をもち「哲学」を学びながらnoteを書くようになりました。詳しくはこちらをご参照ください。
いつどこで、興味のいくものに出会えるかはわからないものですね。
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